帰宅したらば
ぞすずず と
頭をすり付けてきた
「ごはんくだたい」の 腹ペコのとき 以外は
そんな甘えかたなど わたくしに するもんか…な 牛太郎なのに
その後 何か 要求する風でもなく…
黒紋錦紗に 白い毛 もっさり
目的は それだけかっ!?
まぁ 和むがな
帰宅したらば
ぞすずず と
頭をすり付けてきた
「ごはんくだたい」の 腹ペコのとき 以外は
そんな甘えかたなど わたくしに するもんか…な 牛太郎なのに
その後 何か 要求する風でもなく…
黒紋錦紗に 白い毛 もっさり
目的は それだけかっ!?
まぁ 和むがな
見送った
お花を 棺にいれるとき
頭のてっぺんに 乗っけるように置いて
ついでに そっと撫でてみた
昨年のクリスマスの日
阿佐ヶ谷での パフォーマンスのあと
おうちに呑みにいって
翌朝 それまで苦しかったところが もっと苦しくなって 病院に行かねば!と
車の手配が 済むまでの間
汗ばんだ腰を さすった
あのときの熱は もうなくて
雪のような 手触りだった
やはり その 生きていたときの
からだには もういない
おい どごさいる?笑ってねぇで 降りてこいや! 大好きな お友だちたち 泣かせやがって…と
すこぅし 怒りながら
呼び掛けてみる
早ぇよ ば~か!
人懐っこい 最高の笑顔の 遺影を 睨み付けてしまった
抱きついてきた 峰花に なにも言えなくて
ただ 抱き締めて さすって
抱き合いすぎて 有能補聴器オーティコンアジャイルプロライトミニさんが ぴーぴー ハウリングしちゃって
その後の 開口一番
すまん ハウリング…て
なにいってんだ…
でも いるね
そちこちに
みんなの 胸のうちに
メモリアルコーナーの YUJI の 作品
出逢いの きっかけになった『BAKU の物語』
いくつか 手元にある 紙芝居や 絵本や 挿し絵の本たち
手元にないのは 入手できるなら じわじわと 買い集めるよ
峰花と お子たちの これからを つなぐよ
また 笑ってもらえるようにするからよ
大好きな酒でも 思う存分 呑んで
朗らかに 笑って みおろしててくれろ
痛みとか 辛さとか なくなったことは よかったよね
またね
青と 緑
どちらを選んでも 目的地に着くので
すぐに来た 青でなく
色として 好きな 緑を選ぶ
何人かが 必死の形相で 駆け込んでゆく
また すぐ 来るのになぁ
これに乗らないと「必ず死ぬ」のか?(人間は必ず死ぬでありましょうが ここではそれ 置いといて)
うちのまちの 一ミリも 急いで行かない感 満載の「阿武隈急行線」ならば
乗りはぐったら 一時間は待たねばならん…てんで
わからなくもないけど
怪我すんな~ なんて
そんな人々の 背中 見送る
時間的に 余裕あるから そんなこと 思っちゃうだけなんだけど
んでもって 早々に 目的の駅に着いて
目的地の 告別式の現場 あたりつけに 動こうかと思いつつも
現場に近づいたら 泣きそうだな という 予感のような 震えがきて
しばし ホームに 座る
風が吹いてて
ちと 小寒い
でも 寒さに震えるくらい
自己発熱してくれてるわけで
問題ない
身体的な震えに
身を任せてみる
「やまびこ」に 乗ったものの
一番後ろの車両は「こまち」仕様であった
出来立ての感じ
漏れなく コンセント
広々 ゆったり
誰も乗ってこない
快適だけど
わたくしの苦手な 合成樹脂みたいな にほひ
からだが弱ってると
これで 更に 具合が悪くなるんだ
あまり気にしないように…と思いつつ
ささやかな抵抗 2重マスクなどしてみる
マスク持ってきてよかった
前 新品電車車両で そんな風になって
冷や汗と 震えが きたとき
途中の駅で 隣に座ってきた 脂ぎっしゅ おっちゃん
その あんぽんたん腐敗臭にも似た にほひが 鼻から 滑り込んだとたん
血の気が戻ったのだった
引いてゆく 冷や汗
人の持つ 匂いに 救われる驚きとよろこびに
寝たふりしつつ
おっちゃんの ほうに すこぅしかたむいて
鼻呼吸 クンクンしたっけな
そんなこと思い出して
哀しみに向かっていくであろう これからの心持ちの 震えみたいなんが
ちょ と やわらぐ
ははは
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