見送りにゆく

小糠雨に けぶる 田んぼを見る

雉が 小走りに ゆく

青鷺が 羽ばたく

運転手と わたくしの 二人だけの 始発に 乗る

首だけ 汗ばんでいる

これから やはり 気持ちが動くのだろうか?と 思うほどの

感情の鈍磨

見送りにゆく

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