2014 年 3 月 2 日 のアーカイブ

修行

2014 年 3 月 2 日 日曜日

わけあって

過去のブログ記事を 読み返しておるところ

頭うねうねになりつつ

なに書いとんねん!?と

独りよがりに腹立たしくなったり

今より すん!と 立っているさまに

ふがいなさビンタされる思いになったり

まるで1人遊びだけれど

まぁ これもひとつの修業のようなもの?かもね

今もなお…吉川さんの投稿より〜

2014 年 3 月 2 日 日曜日

今も 続けてくださっている人たちのことを忘れてはいけない

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皆さんへ

福島原発はもれなく廃炉が決定しています。
その陰でやり切れない思いをしている、ある役職の東京電力社員をご紹介いたします。

彼らは専門用語で当直員と呼ばれる存在です。一般的に言うと運転員です。
彼らは運転員と呼ばれますが、電車の車掌さんのように自らが操作して原子力発電所を動かす人ではありません。
原子力は全て自動運転です。ヒューマンエラーの介在を極力なくすためです。

じゃあ彼らが何をしているかと言うと、万が一のトラブルに対して迅速に対処する為、常に監視する人間達です。
日々のサーベランスと呼ばれる試運転対応も彼らの仕事です。万が一の時に使う設備がその時動かないではすまされません。
サーベランス(試運転)で動作確認の仕事をします。

また、操作室にこもっているばかりではなく、巨大な設備を何時間もかけてパトロールするのも彼らの仕事です。

当直員は限られた人間の仕事です。発電所に在籍する社員の多くは事務職であり、彼らは技術職です。
合宿型の訓練を受け、原子炉運転技術員になります。一度当直員になると生涯当直員として終わります。
それほど専門特化した社員になります。

当たり前ですが、運転ありきの彼らです。廃炉になれば出番はありません。専門特化している為、年の上がった当直員は事務職を一からやり直すには時間もないのが実情です。

今は福島第二原発および福島第一原発が完全廃炉になっていませんので、停止中の安全管理の仕事はあります。
しかし将来的に仕事が補償されてはいません。

自分達の存在意義が否定されながらも、日々通勤しています。
言いようのない想いを抱えていらっしゃいます。

ここまで読んで、「当たり前の事で、仕事があるだけましだ」とか「やる事へって楽になったんじゃないの?」とか言う方が出てくるのですが

ちょっと待ってください。事故当時、本当の意味で最前線で命をかけたのは彼らです。今は時勢で出番がなくなり、そして社会的に批判を受けている彼らは如何思うでしょうか?

雨の日も雪の日も、発電所に通い、まったく知られない存在ながら停止中の原子炉の安全を守っています。
そして廃炉が決まった今、将来を描けなくなっている。

原子力安全を保つ為に絶対に欠かせない人間達
事故当時、爆発の最中にいた人間達
この部分においては
「お疲れ様」そして「ありがとう」と思いませんか。
毎日皆さんが恐怖を感じるあの場所に常駐し安全を守る仕事をしています。

彼らは原子力政策を進めていた時代にたまたま就職した社員達です。
ですが与えられた原発安全使命を果たすため、高度な教育と辛い研修にずっと耐えてきました。
社員の中でもとびぬけて放射線を浴びる人間達でもあります。

この間大雪が降りました。
彼らは法令で常駐を命じられているため、なにがあろうと会社にいかなくてはいけません。
事故を起こした方もいるそうです。

作業員を守るのも重要。
現地東電社員も守るのも重要。

今日伝えたかったのは、当直員という社員がいること、彼らは原発安全には欠かせない存在である事、そして事故当時命を張った人達であることです。

私は感謝の気持ちを皆さんに持って頂きたいと思います。