2013 年 1 月 25 日 のアーカイブ

かべかべぺったん…保育園点景

2013 年 1 月 25 日 金曜日

「かべかべぺったん」の わたくしたち
ことばを くりかえすと
なんとなく やっこく(やわらかく)なるんだよね
お子に 対してだけでなく
よく 繰り返しことばやら オノマトペを 多用するわたくしは
ねっこがきついため
敢えて そうしてるのかもしれぬな

積んだ積み木を 突き崩されて
ちょっとぉ なにすんの!?なんて
園児かよ…
んでもって すぐあとに
えへ♪とか 笑って
きうぅっなんて 抱きついてくると
からだの芯から
はふ…なんて ゆるんじゃって
ずるいよ!!あんたたち なんて思いつつ
きゅうっと 抱き締めかえす

吉川さんからのお話

2013 年 1 月 25 日 金曜日

知ってほしいことがありすぎて なかなか 追い付かないけれど…

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福島原発で働く協力企業のお話を書きます。

TRMという会社をご存じでしょうか?
東京レコードマネジメントという会社名の略になります。
この会社は東京電力100%出資の関連会社です。
関連企業の中でも特殊な仕事をされています。

原子力発電所では、一般の方が想像できないほど多くの種類、量の書類が発生します。
多くは技術文書になります。そして最短で1年、通常5年、最大で永久保管文書があります。
これらは保管期間の間は紙の状態で保管されます。
それを過ぎたものは廃棄では住まずマイクロフィルムに書き換えられ保管されます。
それらは総合すれば何十万ページもの書類になります。

東京電力社員だけではなく、関連企業さんもそれらを工事等で使用するため閲覧します。
それを簡略化する為サポートしてくれる人達がTRMさんです。
この会社には大分多くの企業がお世話になっています。
それどころか原発を支える必須の企業だと私は思っています。

この会社の方々の多くが女性の方です。
震災後はいち早く避難して頂きました。
震災後の復旧で一番困ったのが必要な文書が探せないことでした。
大変時間をくったのを覚えています。

ベテランの社員の方はへたすると若い東電社員より原子力発電所の知識が深かったりします。
私も若い頃は不具合の度にその会社に訪れ、何時間も文書を探して頂いていました。

さて、震災後福島第一原発は爆発事故を起こしたことは皆さん周知の通りです。
その際、福島第一原発の事務所は壊滅的な状況になりました。
写真で見ましたが爆発によりめちゃくちゃです。
先に書いた文書はこの事務所の中にあります。
東京電力の事務所の中は図書室と呼ばれるTRMさんに管理して頂いていた文書保存庫があるのです。
これらが壊滅し高放射能におかされた状況にあります。
実は震災後復旧が遅れた事情がこういった要因があるのです。

当然働く場所がなくなった彼女達はどういった仕事をしているかと言うと
現地の東電社員を補助するため同じ様に警戒区域内で仕事をしています。
福島第一原発には流石に行きませんが、福島第二原発で従事されています。
また、Jビレッジで作業員の方々の登録、放射線管理などもされています。

20代の人達も多いです。
関連企業であることの責任から今も辞めず働いてらっしゃいます。

女性であってもそんなところで働いている人達がいることを皆さんご存じでしたか。

震災後の一般の方々の一時立ち入りの際、受付業務等もされています。
補償センターで被災者の方々の為に尽力されている方もいます。

作業員というと男性をイメージしがちですが、女性も多数働いていることを知って頂ければと

将来への不安を必死に堪え、責任感で頑張ってくれています。

私の知っている方は震災後しばらくJビレッジのプレハブ寮に男性の社員と同じ扱いで入っていた方もいます。

私は知り合いのTRMの方に会うたびに、頑張ってくれてありがとう。でもさっさと辞めて女の子なんだから新しい道を探していいんだよって、声をかけていました。
でも、社員の人が頑張っているのに自分が辞める分けにはいかないとききませんでした。

言葉がありません・・・
でも皆さん、そういう方々がいることだけは知っておいてくださいね。
私は感謝することしか今はできません。

名前は書けないけど、みんなありがとう、そして尊敬してるし誇りに思います。

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今日はちょっと残念なご報告です。

私の友人から少し会社の事を聞きました。
最近も電力社員の辞職が続いているそうです。
彼の後輩が会社を辞めると彼に電話してきたそうで。

彼のグループは技術職であり、原子炉の中枢を司る炉物理の専門家です。今後の東京電力には絶対に必要な人材です。

辞めた理由が健康面でのことなら理解できますが、大きな要因が社会的に生きていくことが辛いというものでした。

私のところには、原子炉事故を起こした会社である社員が責任を持ち最後まで境遇が悪くとも働くのが社員の務めだと、メッセージを頂きます。
現場社員の事情を書いても、東京電力社員が頑張っているなんておこがましいとも言われます。

被災者の方々のお気持ちは痛いほど分かります。私の家族親族も被災者です。
苦々しい気持ちは十二分に分かります。ですが皆さんの優しさの一部でも彼らへの理解に繋げて頂きたいと思います。

現地社員が実際に社会的バッシングにより退職し、結果として原子力発電所の復興が遅れていくことを知っていただけたらと思います。

私は、言葉の暴力で一人の生き方が変わってしまうことが辛いです。
人の人を思いやる気持ちは何処にいったのでしょうか?
何時まで理解不足によるバッシングを行うのか
本人達を目の前にしても「死ぬまで働け」なんて言えるのですか

BRAHMANというミュージシャングループを知っているでしょうか
そのボーカルのTOSHIROさんは震災前までライブでMCでほぼ喋りませんでした。
震災後いち早く東北でライブを開いてくれました。
その方が震災後MCにて色々と心にしみることを言ってくれています。
その方の言葉を引用させてもらいます。

今年(震災の年)人に優しくできたら
来年も優しくできるんじゃねぇ
来年も優しくできたら
それを続けていけばいいんじゃねぇ

震災前のBRAHMANを知っていたので、初めて聞いた時泣きそうになりました。

世の中変えるのなんて実は簡単なんじゃないのかな
誰かを思いやる気持ちを持ち続ければいいんだから