おばの命日

不届き者で 人の命日を 忘れたり、亡くなったことさえ忘れたりする。
死を受け入れたくないんですかね?
でも今日は せつ子おばの命日・・・茶の間の 卓上カレンダーに書いてあったので わかっただけでして・・・なんて恩知らず。
角田の中心部にある「めぐろや」(今は パン工房めぐろ・かねちょう工房として 人気)
の 大好きだった おば。
今日は ちょっと暑いけど おばからもらった タイの絹絣で仕立てた 服を着て仕事した。
ちいと ふんばらにゃならん・・・てな時、おばからもらった 布で仕立てた服とか、真っ赤な帯揚げを首に巻いたりするな。
生前も 何かと 支えてくれた。
おばが 抗がん剤治療で 丁度大変だった時
たまたま わたくしが ぐにゃけていて うっかり 泣き言をもらしたら
今五体満足で生きていて もうけもんじゃないの あなたの良さがわからないばか者のことなんかで くよくよするなんてもったいない。 そんなことで悩めるなんて ある意味幸せなことなのよ・・・てなこといって、奮い立たせてくれるきっかけをくれたのでした。
タップの舞台を観に来てくれた時も 娘が止めるのも聞かず 客席で一緒に足をぱたぱた動かして 楽しんで観てくれたという。
わたしもやりたい!と言ってくれたのに、今度ね・・・とばかりいって 先延ばしにしてしまって 晩年「こんな風になってからじゃ遅いんだから、何事もまた今度があるなんて延ばさないようにね。」と 笑ってた。
それなのに 着物地で おそろいの帽子作る・・・て約束してたの、渡す日を 一日延ばしにして 訃報・・・
結局 棺に ごめんねとともに 入れるしかなかった。ばかだ。
そんなあれこれを 思いながら 後悔なく生きよう!と おばの面影に誓ったりする(でも後悔多かったりする)。

コメント / トラックバック 2 件

  1. よたろ~ぽん酒 より:

    人間は忘れる動物。忘れることができるから生きていられる。おばさまはそんなこと百も承知しているから。でも、おばさまは、今でも姉さんのなかに生きているよ。思い出してくれてありがとうって。 

    • bunbun より:

      ありがとふ ぽんちゃん
      忘れたいことを 忘れることが出来ず
      覚えておきたいことを 忘れちまう・・・うまくいかねもんだなす。 

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