2009 年 6 月 17 日 のアーカイブ

日本人として

2009 年 6 月 17 日 水曜日

言葉の持つ匂い・色・舌触りみたいなものを 愛しいと思う割には 
うっかり ぞんざいに 何気なく使ってしまうことが多い。
そんな ふとどきな わたくしに 時折パンチ喰らわすが如き お方がいらっさる
大韓民国の 柳 明烈(Yu Myong Ryor ゆぅ みょんりょる・・・て発音が近いかな?)先生だ。
わたくし過去に ちょいと熱心に 韓国語を学ぼうと努力していた。
・・・なもんで 数年前 角田に「韓国から 日本語教師にならんとす・・・て人を 研修で迎えるプロジェクト」が立ち上がった時 声をかけてもらった。
まあ いつもの角田天神アジアバザールの仲良し おぢちゃんたちが中心だったので「ちょっとかんでけろ」てなノリですけど。
20人近い 日本語教師なりたて、あるいは未満・・・しかも別の外国語を専門にやってきたのに、教育内容改変のため不本意ながら日本語教師に・・・て人がほとんど・・・を、あっちの施設案内したり、食べ物に屋に誘導したり、軽い通訳したり(重いのはできない)、すったもんだの 泣き笑いツアーご一行様でした。
で、それ以来のメル友なのですが、「熱心」という言葉が形になったようなお方
「問題な日本語」大修館書店・・・あたりでも話題になってる ファミリーレストランや コンビニエンスストア言葉「~の方(ほう)」を使用するとしないとの意味合いの違いにはじまり、「てりゃ」の用法比較(早くやってりゃ・・・と、サルも煽てりゃ・・・の違い!)、戊辰戦争に関係のある「東学史」に記されてる古文らしきものの要約。
今日なんて「をちこち」(日本文化交流基金のサイトのニュースレターの題名だとか・・・)が何故「おちこち」と表記しないのか・・・などなど。
おかげさまで あまり気に留めずにいた 日本語のうらっかわにくっつく意味や 歴史をひもとく機会をいただいておりますわ。
質問に答えた後にいただいたお礼メールに 
「口卒 啄(そったく・・・初めの字は「口」偏に「卒」の部首の一文字&啄・・・変換できませんでした)同時を 思い 感謝の気持ちに胸が熱くなりました」・・・と。
「そ・・・そったく?」すぐさま辞書を引いて意味を調べる日本人ありき。
これからも勉強させていただく所存でござ候
最近 売れてるらしい「日本人の知らない日本語」 蛇蔵&海野凪子 著・メディアファクトリー・・・そうそうあるある!と共感して読んじゃいました。

がん細胞って

2009 年 6 月 17 日 水曜日

いったい何をしたいわけ?
ほっとくとどんどん増殖して 身体のっとって 新しい生命体でも作る目論見なのか?
時々 いらいらっと そんなことを思う。
病気のデパート わたくしの父・・・今年の2月に 今度は 肝臓のガンを摘出した。
これまでだって 脳腫瘍だって 大腸ガンだって乗り越えてきたんだし、いわゆる肝臓やられちゃった人みたく痩せてないし大丈夫大丈夫~と 笑顔で見送って・・・ほんとは あれこれ不安で心臓バクバクだった。
肺気腫を持ってて、呼吸の問題とか 術後のこと等を 「おどしじゃないですから」と言われていて そりゃ考えずにゃおれんでしょうが。
ま・・・いろいろあったにせよ、8時間を越える大手術から生還!
意識戻ってないけど 声は聞こえるはずですよ・・・というお医者と、
興奮させないために声かけないで・・・という看護士さん
母とわたくしは 看護士さんの声が耳に入らず 声の限りに父に話しかけちゃいました
ああ、あの時の あんちゃの いたたまれなさそうな苦い顔ったら・・・すまぬ。
大変なことてんこ盛りだけど 手を貸すこともままならぬ時って、じっとしてもいられず、でも何をどうしていいかわからなくて、「この手でなんとかなる」ものに走る。
代償行為ですな。
仕事も結構休めるだけ休んだので、時間さえあれば 猛烈に 食べ物を作りまくってました。
いつもより豪華に品数なんかも増やして 菓子類なんか毎日焼いたり冷やしたり。
看病とか大変でしょ?・・・と 心配してくださる方々が それを言った後に「・・・でもなんで こんなにやつれてないんだ?」と はてなマークみえちゃうくらい、ははあにわたくし・・・かえって肥えちゃった模様。
いいのか~?そんなんで・・・と思う反面、深刻になるよか 現状を受け止めつつ 少しでも笑える余裕持っていたほうが互いに楽かな・・・と思った。
人の気も知らないで!と 苛つくこともあったろうけど、知ったふりするよかいいじゃないか。
今は 自宅にて 今までどおりに行かない歯がゆさに加えて 抗がん剤による なんだかんだもあるけど がんばりやさん父 たたかっております。
がん細胞と一緒に メタボリックな腹肉 とってもらえばよかったのにね~!なんて笑いながら。
今日も何を 口にしたら「美味しい」と思えるんだろう?
何を話したら笑えるんだろう・・・と思いながら過ごす日々
なぁんにも 変わっちゃいない 平和な日々・・・と思える
Singin’ In The Rain 「雨に唄えば」の歌詞の一節を 作家の今江祥智さんが
~雲を笑い飛ばして~・・・と訳していたっけ。
たぶん そんな気分

読み心地 心触り

2009 年 6 月 17 日 水曜日

読書 好きだ。
活字中毒なくらい いつも文章を 追っていた。
でも ここのところ 心の体力みたいなのが 衰えたのか、なかなか物語が 読み進めなくなってきた。
物語世界に翻弄されるのに へとへとになる。
ノンフィクションだとかえって 「へ~こんなことがあるんかぁ」と 距離を置けるのに、物語には飲まれるってなんだろ?
まあ 飲まれたくて読むのが物語なのかも。
いいこと書いてあっても、言葉の選び方や 持って行きかた・・・私好みの 読み心地というか、気持ち・心に触れる感じも大きい。
物語の力・・・わかるんだけど、それを信じすぎて突き進んでるような 書き方のを読むと、信仰心の揺るぎない信者の お構いなしな説得を聞かされるような 暴力的なものを感じる。
心が疲れてんのかしらね。
最近 読み心地 気に入ってるのは
長嶋 有さん
穂村 弘さん
奥田 英朗さん
宮田 珠己さん
・・・あたり。
誰か 白洲和子さんや ナンシー関さんみたいな、スカッとする切り口と 落としどころのもの・・・書いてくれんかなあ。

派閥・・・分類すんな

2009 年 6 月 17 日 水曜日

ねえ 猫派?犬派?
て訊かれりゃ まあ今は 猫と暮らしてるし、猫派・・・て言えなくもないけど、なんか「派」なんつって名乗るもんでもなかろう
ちょっと前に「ズボン派?スカート派?」て 訊かれた時なんか困ってしまった。
大抵雪駄はいてるから、それに合うような着物地(和服)で作った腰巻みたいなもんと スパッツみたいの合わせて着てることが多いからなあ。
どっちかって言うとこっちと言えなくもないけど必ずしもこっちってわけではなくて・・・なんてうにゃうにゃいってるうちに そういう訊き方してくる人は大抵 次の話題に移っちゃってるけどね。
さすがに この歳になると、そんな分類好きの つるむの好きな人とご一緒することは無くて済むのだけど、ごくたまにそんな話し方をする人に出会うと、なんだかぐったりする。
どういう傾向を持った人か判断するための 前置きみたいなもんかなあ「派閥」
政治家も「〇〇派」・・・とか名乗るのも そんな感じか?
味方いると なにかと心強いしね。
でも そんなもんに頼らないで その人独自の良さを伝えられたらいいのに
そんな時間 無いか・・・
わたしもこの国の政治の当事者のはずなのに
なんだかうまく 混ざれないでいる。 

うれしはずかし 下着のおはなし

2009 年 6 月 17 日 水曜日

知り合いの女の子が お年頃になり ふと「下着ってさ・・・難しいよね」・・・だと。
わわわわ あんたおとなになってんのね 未成年なのに・・・とかうろたえてる場合じゃねいっ!
そこは オトナな あたくしとしては 余裕かまして「何が 難しいって?言ってごらんなよ」などと先輩ぶってみる。
「夏制服ブラウスだと ダサい感じの白とかしか選べないし・・・」
なに言ってんのよあんたその白さにグッとくんじゃない・・・てあたくしこそ何言ってんだか。
まあ誰に見せるでもないし あれ待てよ見せたりしてんのかおまいさん・・・など うろたえる かつてのいたいけな少女(森)
ま、お年頃の男子は 大抵下着がダサいとか あんまり細部にこだわらないのではないか?
透けてるラインとか 見えてない部分への妄想にて ご飯三杯おかわり!て感じか?
親御さんたち、 むすめさんが 下着云々したら 八割がた恋してるって印ですわよぅ
むすめさんたち、おのこは 下着よりか中身が好きなので あまりこだわりすぎんでよろし・・・むしろ下着にばかり こだわる輩は ちみっと注意!
そんなことぐにゃぐにゃ言ったら 
「何言ってんのせんせ えっち!ふんどしのくせに~」て言われた。
どうやら 見せるとかなんとかじゃないけど、気になる男子がいるだけだと。
でも あれ・・・?あたくし ふんどしのこと言いましたっけ?
・・・すると「えっ?ほんとにふんどし?」とその子の目が点に。
言葉のあやだっただけかよ とほほ
でも 天下のワコールだって ふんどし作って売ってんだってば。
いいぞお ふんどし!
やけくそ気味に力説したら「あ~はいはい わかった」なんてなだめる オトナなお子さん
いや・・・ほんと いいっすよ ふんどし