2009 年 6 月 7 日 のアーカイブ

「去り行く音 苔むす記憶」のこと

2009 年 6 月 7 日 日曜日

去り行く音 苔むす記憶 (ウッドクラフトボード・耳石・銀ワイヤ・リキテックス他)昨年、とある縁で 絵やら人形やらオブジェの作品展に 出させていただいた。
昔から好きで拾っては いじっていた「石で作った虫みたいなの」に目を留めてくださった方が「面白いから 森なりの発想で自由にやってよい」と言ってくださり がっつり甘えての出展。
素晴らしいプロの作家さんの隅っこに 野っぱらの石と木が紛れ込んでお邪魔します・・・て感じで、卑下するわけではないけれど 「ここにいていいのだろうか」 という思い絶えず抱えたままの、でも素敵な出逢いや発見てんこもりの一週間だった。
考えてみりゃ、どこにいても何をしても うっすらと「ここにいてもいいかどうかわからないけど、ここでできること、やりたいことをやらせてもらおっと」と思ってあちこちあれこれやってるな いつも。
どこにいても「本当はここのひとじゃない」・・・とみられるのも無理はないか。
決して器用にあれこれやってるのでなく、これ!と腹くくる潔さも確信もなく、たえずむにゃむにゃとらえどころのない気持ちのかたちを 何とか見極めたくて、伝えてみたくて、手の内全部総動員して「今ここでいちばんきもちよいかたち」・・・てな落としどころを探してじたばた。
 かっこつけるわけでないけど、しょうがないんだ これがわたくしのかたちなんだもの。
どこかに わたくしの「ここ」があるでなく、これかな?と思えた瞬間の足の下にあるのが「ここ」
そんなこんなしていたら、作品のひとつをぜひ欲しい・・・といってくださった方がいらっさった。
出展した中でも 一番思いを込めたのありありで 気恥ずかしいくらいのもの「去り行く音 苔むす記憶」 
聴力が 緩やかに難ありになってきて、大好きだった音や声が静かに遠のいていく ひっそりした 自分の中にだけ響く音に 耳と心を澄まして作った作品
そんな重たいくらいの思いにも その方は耳を傾けてくださり「作品は 作家の思いも大事だけれど、それを見て また違った思いが 受け取り手に生まれて 成長していくものだと思いますよ」 と柔らかに微笑んで、この作品を見て思い出した 大好きなおはなしです・・・と安房直子(あわなおこ)さんの童話集をくださった。
なんか うれしくて しばらく涙がとまらなかった。
伝わるって うれしい
響きあって また違うおもいがうまれる
もう進めないと思ったところより 気づくと ちょみっと 踏み出せてる
これからも こうしていきていくんだ きっと
いろんな人やものたち 出逢ってくれてありがとうぅ

文明の利器

2009 年 6 月 7 日 日曜日

とりにく に 感謝携帯電話で撮った写真たちが、おおお・・・とうろたえているうちに、パソへコピーできちゃう機械を購入。すげええ!
あったらいいな・・・が確実に実現されてて、鉄腕アトムももうじきか!?てなくらい 感動しておるわたくし。
ちょいと前に、角田市商工会会報のレポートで(沖縄久米島足袋たび歩き)、撮ったMAXサイズ写真を いちいち自分のパソと、編集のおね~ちゃんにメール添付で送ったもんだから、時間かかるわ電話料金かかるわで、てえへんだった過去を思い出す ふう。
ファイル整理でみつけた ちょいと前の写真。
ピアノのせんせ仕事で関わってる、あるお子の楽譜。
「カーニバル~謝肉祭~」てな題名の曲を弾くとき、「外国で、春頃に いつも食べている肉になってくれてる生き物に、食べ物にありがと ていう感謝の気持ちを捧げるお祭りかな」と話したら、弾いた後に絵を描きたい・・・と言って楽譜の横に描いてくれた。
ああ「とりにく」・・・てそのまんまそのものでいいわあ・・・思わず 絵にもはなまるだっ!