成田亨さんの 思い
込められた思いが
歪められたり 都合よく利用されるでなく
なるべくそのかたちのまま
伝わりますように
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2002.2.26に旅立ちました成田亨本人は、この先、言葉や行動で何かを発することは永遠にありません。
ですが、生前の成田亨が描いた数々の絵画、彫刻には、その時代の本人の葛藤や怒り、願いや祈り、本物にこだわり続けた姿勢、生き様、人間性など、全てが形として、絵筆のタッチとして刻み込まれています。
なかなかそれらの本物の作品に触れていただける機会を設けることは叶いませんが、その様な機会を設けたいとはいつも思っております。(青森県立美術館にはウルトラ原画189点が収蔵されておりますので、それらの作品だけは常設展でご覧いただけます)
「成田亨作品集」「成田亨画集」(ウルトラ怪獣編/メカニック編)「特撮と怪獣」「成田亨の特雑美術」「真実 ある芸術家の希望と絶望」
これらの出版物には、生前の成田亨の芸術家としての矜恃、人として大切にしてきた心情、道理が、作品と共に言葉と文字に託して遺されています。
成田亨という、稀有の才能を持った、心優しく温かく、煙草と焼酎が大好きで、いつも冗談を言いながら鼻歌を歌い、周りに集まる人々に笑いと教訓を発し続けたひとりの芸術家が存在したことを、今一度、後世の人々に語り継がれることを願って止みません。
今日、2022.5.13
成田亨の描いた油彩画「真実と正義と美の化身」をデザインコンセプトとしたウルトラマンの映画「シン・ウルトラマン」が公開されます。
成田亨本人は、観ることもできませんし感想も言えませんし、この様な形で映画が生まれることも想像すらしていなかったことと思います。
旅立って20年。
れいわの時代を生きるこの世の人に「大切な何か」が伝わりますよう、心より祈念しております。
成田浬
成田亨油彩画「真実と正義と美の化身」
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