2017 年 9 月 11 日 のアーカイブ

葉っぱの てのひら

2017 年 9 月 11 日 月曜日

湿り気を帯びた重たさも

丸め込んで

くるりん て たまに ころがして

まるで だめだめも 輝きみたいにして

そんな やさしい葉っぱの手のひらみたい

あなたの ことば

ありがとう

なにかできるのであればさせてくれ

2017 年 9 月 11 日 月曜日

足早に 駆け抜けようとした 石畳

何か 落ちていた

ひよどりだった

既に 目の光はなく

息絶えているようだった

何があったか わからぬ 亡骸を むやみにさわるものではないのだけど

せめて 人通りのないところへ と

ちょうど鞄にあった コンビニエンスストアの袋を 手袋みたいにして 持ち上げて

植え込みの 木の根もとの辺りに 移動した

まだ 温もりが残っているようで

でもなにもできなくて

こんなことして 何になるんだろうか と 無力感など わいたりもして

あぁ いつもだ

いのちの流れの 岸辺で ただみているしかないのだな

↑↑↑↑↑

…これ 去年の 5月に あった出来事

わざわざこんなの 書いても どうしようもないのに と

ふと 空しくなって

そのまんま ブログの 下書きにしまいこんだまんまだった

何で そんなもの 今更 掘り起こすか…

脈絡 無さすぎるのだけど

福島からの 帰り道 

うねうね 349号線

薄暮れ頃

佇むものあり

よくみたら こだぬき

対向車も 後ろからの車も来なかったので

その横に ゆっくり近づいてみた

逃げない

声をかけてみる

反応がない

目立った 外傷やら 血溜まりは ないものの

虚ろな目で ゆら ゆらりと 立っているだけ

どうやら 車に 接触したのかもしれない

朝も 獣たちらしき 踞りなど 

いくつか目撃したし

もしや その中の どれかで

気を失っていたの ちょ と 回復して 立ち上がったのかな

なんとか もっと 元気になって 立ち去ってくれたらいいのに

でも もう 危ういかな…

下手に 構わない方がいいのかな

そうこうしてるうちに うしろからも 前からも ヘッドライト 近づいてきたので

達者でいろっ!と 立ち去った

やっぱり どうしていいかわからなくて 泣いてしまったりもして

なにもできないくせに

哀しみの形ばかり拾って

役立たず とか 思う

なにかできるときは させてくれっ と 思いながら…