2016 年 7 月 10 日 のアーカイブ

近くで 香ってくれ

2016 年 7 月 10 日 日曜日

庭の梔子の花

去年よりも だいぶ たくさん咲いたようで

一輪 ちょっきんしても よい?なんて 

問いかけてるようで

有無を言わさず 次の瞬間 ちょっきん

…すまぬ

母 倒れてから

梔子の花の 香り

嗅いでなかったろうしな と 

3年もたってから 思い立つという スローモーションのろま娘

仙台硝子の 器に 挿してみた

むおぉ 

茶の間の 空気が 濃密に 甘くなる

母も「あああぁ~♪」と しばし うっとりと 吸い込んでいたよ

しばらく うっとりを くれそうだ

うれしいな

うっとりの間は 痛みも 忘れるであろ

達人(虫)

2016 年 7 月 10 日 日曜日

もしや 見てるね

見えてなくても

感じて

わかってるね

いつが その時なのかを

見極めている 蛹よ

生きるために開かれている 感覚というものを

わたくしも 身のうちに 探してみる

たしか どこかにあったはず

迷ったら 示してくれろ

生きる達人(虫)

蛹さまよ

ましろから みどり

2016 年 7 月 10 日 日曜日

周り 剥いて 剥いた

「かべじ」の 真中

ましろだったのに

いつしか みどり あらわる

水からか?

光からか?

隠してたのか?

どっちも 美し

つかむためにてばなす

2016 年 7 月 10 日 日曜日

手放したのは

次のものを つかむため

次の形で 出逢うため

さよならばかりじゃないんだよ

またね

またあおうね

ねじねじパワー

2016 年 7 月 10 日 日曜日

己では ちょっと 気持ちの 勢い出せぬ

そんな日があってもいいけど

だらだらと 続いて 

あれこれ 滞りそうなとき

いろんな勢いを ちょこっとずつ いただくのだ

天国への階段 ねじねじパワーの ねじばなのもとに立って

吸って

吐いて

吸って

吐いて

しがみついているもの

握りしめているもの

下向きの気持ち

決して 持ち続けなければいけないものではないぞ と

手放す

風にとんでけ

あんぱん食うて たてなおし

2016 年 7 月 10 日 日曜日

ちみっと にこにこ成分 不足

なにかひとつ原因がある…というわけでもなく

ちまちまと 

がっかり とか

己では何ともしようのないこと とか

そう簡単に 答えがでないこと とか

あれ とか

これ とか

それ とか

とかとかとか…

それでも 動けば まだ 紛れて たてなおしてゆくであろう と

選挙と 

親戚の「パンとケーキの店 blooch(ブローチ)~目黒商店~」へ 頼まれごとやら お伺いごとやら 買い物へ 出掛けた

久しぶりの 晴れた空なのに

まだ なんとなく もやん としておりましたる

帰宅して 不機嫌な顔で おりましたのでしょう

なんにゃらかの お小言のひとつも 言いたそうであった父

いまの こいつ やべぇ…てな 感じで

口を開きかかって ふっ と 席をたつ

しかし お土産の あんぱんは しっかり持ってったぞ 

ご飯前なのに 食うのかよこのやろぉ…と 

また ぐるるるる と 

胸のうちで 負的心情 唸り声をあげたくなる

なんだよもぉ

だめだよこりゃ…

己のぐだぐだ不甲斐なさに 呑まれる前に

母の 食事用 鏡に 顔をうつす

すんげぇ ぶすっ!としてる わたくし

ぶ~すぶ~すぶ~す!と 罵ってみる

そんな 有り様 

ああああきれる あほうなり

ぷす など 屁のような 笑いもれて

すこぅし 風が吹き抜ける

あんパン食って たてなおしっ