2016 年 7 月 21 日 のアーカイブ

『詩の寺子屋』

2016 年 7 月 21 日 木曜日

お江戸の行き帰り

何冊か携えていった 本たち

うたた寝も挟みながら

久しぶりに 味わいつつ読みましたる

その中の一冊

和合亮一さんの『詩の寺子屋』(岩波ジュニア新書)は

分かりやすく 実践的 ハウツー物の 体裁でありながら

紹介される詩も(他のかたのものもあれば 和合さんのものもあれば お子たちのものもあれば…)素晴らしくて

例題を繋ぐ 言葉どれをとっても

軽やかだけれど 浮わついていない

虚勢を張らない

暮らしからの 実感

しっかりと 重みと 温かみとがあって

すとん と 腑におちてくる

震災後の 福島にまつわるうたは

きりきりと 食い縛る 歯軋りまで聞こえてくるようで

それを 人に刃を向けぬ きれいなことばにしていて

しかし だからこそ 余計に 真っ直ぐ 胸の奥まで 貫かれてしまう

どう頑張っても 今でも 涙が出てしまう

現場にいて

現場に耐えて

越えながら なお 現場を愛し続ける人のことば

だからこそ お子たちの 作品の紹介も かぎりなくやさしく そのかたちに 共感し 添いながら 

掬い上げて

救い続けてゆくのだろう

待ち焦がれて買った 和合さんの詩の本 何冊か

実は まだ読んでいないものも多い

待ち焦がれていたくせに こわかったんだ

その 嘘の無い美しさに照らされて

己の 薄汚れ具合が 明るみに出るのが…

でもまた ちゃんと 目を開いて読もうと思う

ことばを 掬い上げること

思いを 見つめること

澱みを

凝り固まりを 解さねばならぬ今

隠し扉の奥まで 刺し貫かれて 目を覚まし

照らして さらして

またそこから 踏み出さねばならんのだから

わたくしも 腹をくくる

そうだ たまごをつかおう

2016 年 7 月 21 日 木曜日

壁絵の 係りと共に

お誕生会の 係りもあって

毎回 いつもと違う ちょっとした お遊びをやって

はぴばーすでー♪うたって かんむりをさしあげる…てのが

大体の お約束みたいになってるのだけど

飛び出す布絵本で用いてた『ごちゃまぜカメレオン』やら『だるまさん』シリーズは ちょっと前にやったし

去年『アンパンマンとしゃぼんだまん』も やったのではなかったかな?

なんとなく ありもので済ませてた感もあるので

今回 ちょ と 違うのを…と 思い巡らせたものの

あまり複雑に 手間かけてもねぇ…と

単純に 簡単な形

…ならば ○だべ と

たまご

中に入れるもんまで 作る 時間的余裕など無いので

そこはありもので…

んで 虫だとか 蛇だとかになってて

主人公たちの 好むものと かけ離れてきてる?と ちょ と 立ち止まる

一人は 働く車とか 好きだったよな…でももうあとには戻れない感じ

冠を 好きであろう色にするから

ゆるしてちょうだい

…どうだろ?

藁をもつかめ

2016 年 7 月 21 日 木曜日

今にも抜けそうな

藁屑の如き枯れ草に しがみつきて 

羽化を果たしたる 蝉

そうさ 藁をも 掴め

味方につけよ

何はともあれ 飛び立つが吉

岩の如し牛

2016 年 7 月 21 日 木曜日

縫い物終えて 自室にいくと

んあぁ…

畳んだ布団の上に 牛太郎

先を越されてしまいました

いつもなら 撫でり撫でりしたり

鼻擦り付けて ふがふがすると

うるたい(うるさい…の 舌足らず的 言い方…うっし~の イメージ)なんつって のろり と 立ち上がって どこかへ行ってしまうのに

ふがふがに耐えとる

嫌がる写真を撮っても

岩の如し

むうううぅ