2015 年 4 月 2 日 のアーカイブ

ひかれ

2015 年 4 月 2 日 木曜日

時間によって

光る線が 変わる

いつだってどこか 光るように

高鳴る思い 響くように

胸のうちの琴線

なびく風に任せて

何本でも

放っていくんだ

おから

2015 年 4 月 2 日 木曜日

おからを作るのが好きだ

とても もとの形を変えてゆくからなのか

きっちりしなくても

なんとか 体を成してくれるからか

ばあちゃんとの 思い出があるからか

作り上げたあとに

身のうちの 芯のあたりから
 
くぅっ と 満ち足りた思いが わきあがる

食べると

沸き上がったものに 再び繋がって

実体やら 力となって 

じわん と 皮膚のあたりに 届く

満ちるような

…なんつって なんか おめでたいやつだな 自分 とか 思って

細胞共々 笑う

よろこぶ顔が見たいから

2015 年 4 月 2 日 木曜日

くすぶる思いで

のらのらと 

自室を いじくる

これはまずいよね…てな 本とか 資料とか 布とか 手紙とか 石とか 木とか…

物質別に 置き換えてみる

小学生の 知能テストですか?

でも 目に見えて わかっていくのは

カタルシス

そんなこんな 代償昇華行為に たゆたうておったら

夕方間近…

あっ 用足し!と

階下に ゆくと

「ばんげの準備については どう考えておるのか?」と 問われ

用足ししてから すべてやるから 任せときぃ♪など

空元気 ぶん回してみる

すこぅし ほっとした顔の 父

引き潮に向かってゆくような 心身が

ちょいと 温む

銀行 郵便局 スーパーマーケット…

それぞれの場所で ちょ とした 人の 温かさなど かけてもらえるような場面に 出くわして

ほぐされる思いなんかもあって

ばんげの 買い物の頃には

ぐなぐなの 訳って なんだっけ?と

元々あってないようなもの 

ないけど この身と 心がある限り

きっと また もやりと 浮かんでくるであろう 揮発性のようなもの

そして 人に 生き物に なだめてもらえるもの…

そんなこと 浮かべつつ

必要なものと

あれば 喜び 増すかな?てな あれこれ物色

まだすこぅし 小さいけど

養殖でない 良い感じの ほやと

八海山の 一合瓶も 

そんな 増し増し要員として 加えてみた

帰宅後

ホヤかっちまっよぅ と 父に 伝えると

「なんで 時間 あんまりねぇ時に ほんだ 手間かかるもん 買ってくんだ?」と

ちいと 眉をひそめられつつ

いや でも ホヤなんて 大した 手間なんて かからん上に 食いたい捌きたいで 買ったんだからさ…八海山の めんこいのもみつけたし…と 酒瓶掲げると

ふほ♪なんて

ひそめた眉 一気に 脱力

頼んでもいないのに いそいそと まな板と包丁出して

「こいつは おとさんが やっから」と

うきうきと やりはじまっちゃいました

「しかしまだ ちっちぇえな…なんで 買ってきたんだ?」なんて いうけど

それは 喜ぶ顔がみたかったからに 決まっておろうが

そんなこと 言って 笑って

うん いろいろ 越えていこうね なんて

今日も 思える