2023 年 7 月 2 日 のアーカイブ

うけとる

2023 年 7 月 2 日 日曜日

かつて つちびと可南さんに 齋理屋敷にて「つちびと展」をやっていただいた時

クロージングパフォーマンスで パントマイム作品『とある いのちの こと』を やらせていただいた

その後 可南さんが その思いを受け取ってくださり

「とある命のこと」という つちびと作品を 生み出してくださった

うれしい とか 光栄とかいうあたりの気持ちもあったけれど

え!?なになになになにどゆこと!?と

呆然としてしまったのを 覚えている

しばらくしてから

ぢわぢわと

自分の出来事や思いから作品が生まれてそれに触れた方からまた生まれゆくことの 不思議というか

自分の作品…とはいえ 生み出して 人前に 送り出した後って

もう 自分だけのものではなくなるよなぁ というか

手に負えなくなったり 勝手に育っていくような気もしているので

自分自身が 不甲斐ないとしても

受け渡されたのかな 受け取っていただけたのかな…と

おそるおそる 自信など 回復もしたりして

手を合わせるような気持ちになったのだった

東京丸の内の ギャラリーでの「いつか叶う日」という 個展のときが お初にお目にかかれたのだったかな

息を止めちゃったっけね

あれから 7年でしたか?

今年の五月に 大阪の ホンダぎゃらりいさんにての 可南さんの個展で

わたくしの パントマイム作品の 動画を流していただく なんてな 光栄な機会もあり

そのなかに『とある いのちの こと』も あった

そして 図々しくも テレビ電話みたいなんで ギャラリーとをつないで お話させていただいた

その時は おばの グループ展の 助っ人で その会場におって 

お電話出動時間まで ぎちぎちに 緊張して 慌てたような感じだったことしか 覚えてないかも…

めぐりめぐる思い

んで そののち「とある命のこと」つちびとさんを 受け取らせていただくことになったのでした

あまりにも 大きなことのようで

やはり しばらく 呆然としてしまって

なぜあなたがここにいらっさるの!?なる 気持ち

ありがとうございます 十文字に おさめきれない 思い

一つの形から

思い浮かぶこと うまれること かたちなすこと うけわたすこと うけとること

そんな 形のない 流れがあって

それに 慰められたり励まされたり後押ししていただけたり…と

めぐりめぐる思いの力 てものを 噛み締めさせていただきましたる

本日「やさしいてざわり」のなかで

『とある いのちの こと』やらせていただく予定です

そのひとときを 

愛おしく 抱きしめるように

生きてきます

今年も苺忌

2023 年 7 月 2 日 日曜日

数年前に 名付けてみた 苺忌

母のすぐ下の妹 「いちごがたべたいよう」と言いながら 幼くして亡くなった「妙子ちゃん」の 命日

何故か 今年は 7月3日…と 思い込んでいて

でも 先月 庭の苺を この日のために 摘んで 冷凍していた

顔本(Facebook)思い出機能のおかげで

2日であった!と 思い違いに気づけた

ありがたや…

ばあちゃんにとって ずっと 幼い「妙子ちゃん」は

わたくしにとって おばさんであるとしても

やはり「幼い妙子ちゃん」で

失った存在は ずっと 抱えて生きてゆくものなのだな ということを

幼い頃から 朧ながらも「痛み」というものを 伝えてくれていたなぁ と 思う