本格デビューして 一年半
わたくしの 相棒…になることもある
有能補聴器 オーティコンアジャイルプロライトさん
この世の中の音が 奥行きや幅のなかに あるのを
どうしても 平面的にしてよこすので
その中から 求めるものを拾うのは やはり 至難の技で
やっぱり つけないでおる方が 楽チンなんですね
世の中 別に そんなに 音 聴かなくても よいなぁ て 思うし
雑踏で つけると まんず うるせぇ
喫茶店で つけると 目の前のひとの声を たくさん拾うモードにしても 厨房の奥の 失敗さんの 音とか声を 拾っちゃうし
そういや居酒屋でつけて 不倫の相談された…て思ったら
ついたての向こうの人の話だったりしてびっくり
聞き耳つうか 聞き補聴器たてちゃいそうで困った
でも 初めてつけて 久方ぶりに 鳥の声を聴いて 涙がでた 初々しさは わすれないでいたいものですわん
裸の耳でも聞こえるけど 人の 子音の 聞き取りが うまくいかんのですね
そんなこんなで 一生懸命聞こうとしすぎて とんちんかんな 推測憶測妄想爆発的な受け答えに 終始していたわたくしを
以前パントマイムお師匠の はとちゃんまんちゃんが
「森の聞こえていない大変さには申し訳ないけど、それをおぎなおうとして必死で解釈したり言葉を推測して選びとるセンスが面白いんだよ、たのしませてもらってるよ」なんて いってくれたのですね
あぁ もぅこのひとたちのそういうもののみかたがだいすきだっ!!と 泣きましたっけ
さて そんな わたくし この補聴器つけたからとて 会話がスムーズに 進むわけでもなく
結構 かわらぬ とんちんかんぶり
「聞こえてないとかそういうことじゃないんじゃねぇ!?」と
むううん そうなのかもなあ
ま そんな 静か目の 世界と あちこちいったりきたりして
でもそれが あれこれの作品にも繋がってて
ちょっと得した 気分でも おりますのよ おほほ

大地も 輝く季節
どうか 収穫の喜びに
黒い雲 さしかかりませんようにっ!!

昨日 ひまわり音楽教室 オータムコンサートの ゲストで バレエの振り付けなさった 太田葉子先生にも 久し振りに お会いできて 汗じみた手で固き握手
震災では ご実家気仙沼で たくさんの方々を亡くされた話や
瓦礫の中に奇跡的に見えた御母様の着物を
人々が止める中
踏み分けて 手にした話
しかも そんなあと すぐの 私も出させていただいた舞台に駆けつけてくださって 気仙沼の 海苔をいただいたこと…
そんなことを 一瞬思い出して 込み上げた
…けれど いつもの柔らかな 輝く笑顔で
「あっ♪もりさ～ん♪お会いできた…嬉し～い♪むつみさんにみせてもらってたのよぉ…もりさんの虫の写真」
あ アゲハの 幼ちゃんですかい!?あははは
思わず涙ふっとび
なんか みょうな 感傷を 引っ張り出しちゃった 自分が ちみっとはずかしい
人はそれぞれ あのあとの 自分の時間を しっかり 生きて 重ねているのだ ということも受け取ることができたのが
とてもとてもとても 嬉しかった
そのことが またあとから しみだしてきて
涙でた
でも 下向きの 涙なんかじゃないぞ～

猫の 牛太郎
あんちゃがいくとこ どこでもついて回り
まるで 忠犬
でも 夏場は ラッコ
猫で牛で犬でラッコ…
秋冬は 豚に近づきます