ナミアゲハ　はらひらはらひら　
庭中を　探索
ここ数日　ずっと　卵を産む場所を　物色でもしているかのよう
今日は　どうやら　柚子木のでかいほうに　決めたらしい
おお　いらっしゃい
また　幼ちゃん　成長の喜び　楽しませていただきますわ
産み終えた後の　ナミさん
畑にしゃがむ　わたくしの頭上を
何度も行ったりきたりするので
まさか　頭に卵産むってんぢゃ　ないだろうね・・・なんて言って　ふと　顔を上げたら
目の前の　貝塚息吹にとまった
近づいても　逃げやしない
あらあら　そんなとこ　産み場でもなかろうし　無防備な
そんなことを言いながら　その美しい羽を　間近で見させてもらう
おやまてよ　あ～た　もしかして
いらっしゃい・・・じゃなくて　
昨年　ず～っとここいらで　わたくしを楽しませてくれた　ナミ幼ちゃんのなかの　お一方？
・・・てことは　おかえり　てことか？
立派な　母になったのねえ
なんて　勝手なこと言って　褒めてみた
しばらくしたらまた　はらひらはらひらと　舞い上がった
勝手に　嬉しくなる
柚子木　選定禁止令だしとかにゃ

庭で　蕗を摘んでいたら
おや・・・あんた　出てくんの早くない？
やんまっぽい模様だけど　小さいし
羽をとじているので
てっきり　がおっているのかとおもいきや
あとで　本調べたら
どうやら「ムカシトンボ」という　羽を閉じて　とまる性質の子らしい
越冬したの？
それとも新人さん？
お初にお目にかかりますかも
いやまてよ　きっとなんどか目にしているのだろうけど　頓着しなかっただけだろうな
お初に　お気にとめさせていただきます

うっかり　切られてしまって　
もう庭の枇杷を楽しむことは無いのだろうなあ・・・と　うなだれておったものの
思いがけなく　根付いた　子枇杷　その後
畑にて　ちゃくちゃくと成長しておりまして
虫やら蜘蛛やら鳥やらの　お休みどころとしてだけでなく
今年は「果樹としても　やる気でがす」と　ばんばん実をむすびはじめてます
やった～！
と　喜びつつ　携帯写真を　父に見せると
「んでは　またあいつらくるな」など　眉根寄せる
ん？烏ヒヨドリムクドリは　今も来ておろうが
「いや　前にあった枇杷もごっそり食っていったのは　ハクビシンだ」
ああ　そうだったね夜行性の　熊みたいな　白い鼻筋のあいつらね
ほんと　一番熟れて甘くてうまいときに　見事に・・・
こりゃうかうかしてられませんわな
早すぎず　後れを取らぬよう
ころあいの見極め能力に　磨きかけなくちゃ