父の手足
それはそれは 華奢な感じになり
かっさかさで
握りしめれば 折ってしまいそうでもあり
でも 握り返してくれる力は
まだまだ へこたれた気持ちになんて なってられんぞ と
勇気をくれる
かさかさは 栄養を受け取って 巡らせてゆくうちに
きっと 滑らかになってゆくはずだ
いまは せめて 外からの 保護を 強化してみようか
オイルを 二種類持っていってみる
かつて フェリシモで 手にいれた マッサージ用の ブレンドハーブ
もひとつは チベット料理 四谷の タシデレさんとこで 手にいれた チベット医学の 胡桃の油
ブレンドハーブのほうは 手に
胡桃の油は 足に 用いてみた
手のほうは すこうし 匂いが合わないのか
さかんにくんくんして 困ったような顔をしたので
ちょっと 匂い きついかな?と 訊いたら
「すこし 良くねぇ」と応えた
そんなこんなあって 本日は 手足どちらも 胡桃の油でやってみた
手のマッサージのあと くんくんした 顔が
困り顔ではなかったようだ
足の かっさかさは
幾分 よくなったようで
マッサージしてるうち
足の裏の皮が 気持ちよく ぺりり と 剥がれた
効いてるのか?
チベット医学よ
ありがとう…その知識もないくせに言ってみた
仕事の合間の 時間外どたばた訪問だったもんで
辞すときに
「もう行くのかわ?」なんて がっかりしたように言われて
うんうん まだ仕事あるからね 仙台にもいかなくちゃないからね また明日来るからねと 畳み掛けるように言ったら
「仙台か…大変だ…」とな
「忘れ物ないか?」なんてまでいってくれて
父ったら もおぉ
立派に「父親」の立場ではないか
なにも 変わっていないのだ
頑張れる 眠いけど 仕事行くよ
マッサージすると いつも手が熱くなるのだけど
今回は 殊更に 火照った
わたくしにも なにか 効いてるらしい
んでまたっ と びゅんびゅん 手を振った
最近のコメント