うつろいをうつして

線路
 
だまって 空を 映してた

揺るぎなく 夏色が 濃くなってる 蒼

遠く 雨がやって来る気配

いつもの 電信柱

草いきれ 

それでも なにごともなく そこで支えていて…

そんな風でいたなんて

今まで 考えたこともなかったな

きっとこれからは 

電車に 乗るたびに 

そんな あなたのことを 思うよ

うつろいを映して

変わらずにいる あなたを

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