2023 年 6 月 22 日 のアーカイブ

7daysbookcoverchallengeSpinoff「今読んだ2023」その76

2023 年 6 月 22 日 木曜日

7days…と名乗るものの 70超えとる 十倍だわ

近場に積んであるの ぐいぐい読む…だけでなく

やはり かっちまったりしてるんで

積ん読サグラダ・ファミリア横に 読了塔も 加わり 増築

…あぶな…

コロナ禍 騒がれ始めた2020年はじめ頃かな?

お家滞在時間を たのしく♪とか

読書文化復活を!とか

#7daysbookcoverchallenge という流れが始まった てのが もはや 忘れ去られてるであろ

流行は おさまっても

そこから勝手に派生させた

#7daysbookcoverchallengeSpinoff

しつこい もりあやこ

ワンテーマ7日間…のはずが 今年は 駄々並べ

わたくし一人で 遊んでおる

かつてもやりましたる「今読んだ」テーマ 2023年版

その76

『未来のアラブ人 中東の子ども時代』1〜3巻 作 リアド・サトゥフ 訳 鵜野孝紀(花伝社)

完結しとるかと思いきや「つづく」だとおぉ!?

また 心待ちにしてしまうじゃないか!

シリア人の 父 

フランス人の 母 との間に生まれた リアドの 自伝的 漫画

国の成り立ち

宗教 思想の 説明もなにもなし

いきなり その国に 立たされる

リアドの 視点そのものになる

フランス リビア シリア レバノン…

国が個人所有を廃止して 家のないものも 食糧不足も 失業もないというリビアに 引っ越した後

でかけているうち うっかり 別家族が その家に 住むことに決めて 追い出されるなんて!

しかし 実態の告発とか 政府批判だとかなんとかではなく

しなやかな心と 澄んだ目で 淡々と 見つめる

時には 子どもならではの 残酷なまでの 感想

場面場面ででてくる 匂いの描写

どんな 小難しい 世界情勢解説より

暮らしを 

人を みせてくれる…かもしれない(小難しい世界情勢の解説など 読まねぇ奴が 何言っとる!?で すんまへん)

中東で 日本の『スペクトルマン』や『グレンダイザー』の 放映があったとは!というとこにも 

「知らなんだ!」連発

わたくし かつて アラビア語レッスンを 受けておりましたが(全くものにならず しかし先生方は この上なくやさしく接してくださりました)

二人目の先生が シリア出身の方でした

お国には 帰らず 別の国におられるのは

帰れないのか 帰らないのか わからないけれど

どうか みんなが 心穏やかに 行き来できて

争わず 生き合うことが 叶いますように と 願う

線路に寄せて

2023 年 6 月 22 日 木曜日

かつて 書いた ことば

拙いけれど

このごろ 言葉への 注意力や 思い巡らせる感性が 鈍麻しているな…と 反省も込めて

↓↓↓↓↓

「路でなくなった 線のうた」

かつての喧騒への 郷愁は あるだろうか

鉄の さんざめきではなく

草や 木の根の 命の営みを

静かに 聴きながら

ゆっくりと 土に還る日を 

受け入れている 日々だろうか

線路の 路たるを やめて

ただひたすらなる 線の
 
その美しい姿の 傍らに

共に 身を 横たえて

その こえを

寝物語のように

聴きたい

いつか 己も 美しい線になることを 夢にみながら