2022 年 1 月 8 日 のアーカイブ

あなたの一人旅

2022 年 1 月 8 日 土曜日

昨年

もう これ以上本を 買わない!と 言っといたあとに 買った

本当の「最後」は

M.B.ゴフスタインもの 2冊 というか 

2セット

『Your Lone Journey あなたのひとり旅』谷川俊太郎 訳(現代企画室)と

『海のむこうで』BOXセット 石田ゆり子 訳(トンカチ)

『Your Lone Journey』の方は  ローザ・リーと ドク・ワトソンの 歌の言葉に 絵を描いたもの

何年も幸せに 過ごした二人を 死が分かつとき…という かなり わなわな 前が見えなくなるような 涙なくしては 読めないテーマで

案の定 ぱらりとめくって 滂沱!

しかし 元歌は

カントリー とかいうあたりの 分類?

るんたかるんたか♪軽快な 旋律

しかし だ

内容を知ってから また聴くと

かえって 涙が 止まらなくなったりする

♪おーだーりん まいだーりん♪て あんた!んもおぉ

んでもってまた この御本を開くと また 涙

いかん!

「大好きな思い出はなくならない」という一文に なぐさめられながら

うぅ と 立ち上がる

そんな感じでした

BOXセットは 

五十年前に 発表されながらも 日本初翻訳

そして 原本を 忠実に再現した 英語版と

手触りの素敵な 布装丁の 日本語版

行ったり来たりしながら

愛しい本が増えたことをよろこぶ

ご褒美本だ

また後でゆっくり なでなでしながらよもう

入れ替えながら

2022 年 1 月 8 日 土曜日

急ぐこともないのだが

あまり のろのろしてもな と

いつもよりは 寝坊の母の 起床介助と 

父の経管栄養と

同時進行のようにしてしまうから 

気持ち とてぱた してしまう

しかも 経管栄養装着したとこで うんこさん発見

漏れ寸前!

おいおいおい お襁褓テープは はずさんでくれって言ったろうがぁ!

言っても「?」になるから 言わずに 外れてるのをみつけたらとめなおすてことにしよう…て 思ってたのに

噴出してしまう 苛立ち

ぐおおおおぉ!うんこめええぇ おれのこころもちがうんこだこのやろおおぉ!!と 叫んでみる

父 ねむねむで とろり と 目を開けつつ 次第に 困惑の 眉間

寒いとか いづいとか わかんねぇこと叫んでる娘がおるとか

…まぁ そんなとこでしょか

経管栄養 一旦外した後

母の朝食に がしゃがしゃと 薬 歯磨き 日誌も揃えて

お襁褓替え準備

慌てて 素手で うんこさんに 触れて また叫ぶ

洗えばいいとはいえええぇくっそううまくできねぇじぶんのばかやろおおおお!!

知らない人が聞いたら 心配するでしょうね 森さんち大丈夫なのかしら…てね

早いうちに出てよかったねどさくさしてすまんね改めまして栄養補給ぢゃ…と

気持ち取り直して ゆっくり低い声で 言ってみる

困惑の眉間が すう と 緩んで

目を閉じた 父

ひとつの出来事だけ 切り取ってみると

騒ぐような話ではないのだ

よかったね て 言えることばかりなのだ

そこへ至るまでの 積みに積んだ 己の 負の感情が

物事を 荒立ててしまってるだけなのだ

負は 引きずるな

断ち切れ

積み重ねてきたからこその 学びは そのまま活かしてゆけ

そんなことを改めて 思って

空を吸い込むようにして もやもやを吐き出す

そらの

からっぽの

何色でもない清々しさが

そのうちまた 淀むであろうが

また 入れ替えていこう

さぁて 洗濯すっかな

かつての 森家流

2022 年 1 月 8 日 土曜日

昨日の 七草粥は

かつての 森家流 

雑煮の汁に 七草加えるものにした

正月一段落

そののちは 四つ足と 汁かけご飯(茶漬けとか)解禁

そうは言っても

普段から 四足やら 汁かけご飯を ばんばん食べてるわけでもないのだがな

正月でなくても 朝ごはんでは 汁かけご飯を食べてはいけない 禁忌みたいなものがあって

それは「朝から汁かけご飯を食うと転ぶ」という 言い伝えなのでした

慌てるな てなことだろな

そんな迷信 と 笑い飛ばせるようなものだけど

幼い頃に言われたものって

身に沁みてて

そうそう 覆せぬものだ

新しい靴を下ろすのは 午前中のうち とか

夜 爪を切ってはいけない とかね

ま それはさておき

正月 二段落は 十四日の どんと祭だ

それまでの間

世間では 鏡開きとか なんやらあるようだけど

うちでは 特に何もなし

鏡開きで お汁粉…とか ははもあんちゃも 好きじゃないしね

さてと 本日は「ぶだずる」でもすっかな〜

おでんは 焦らず

2022 年 1 月 8 日 土曜日

かつて 父が 作ってくれた おでんの つゆが 

ごくごく飲むほどに 好きだった

何をどうしていたか しっかり 聞いてなかったもんで

推測してゆくしないのだけど

とにかく前の晩から

もしくは 朝から出汁の 準備や

具材の下拵えに 余念がなかった

昆布浸しておいて

鰹節 すいっこすいっこ 削って

…しかし 出汁だけの時点で 結果を急ぎすぎて

出来上がりで 失敗!てなことあったもんで

今回は 焦らず

練り物などからも 出る 味わいを待つようにした

うむ

具材が 煮崩れてくるほどに

つゆの うまさが 厚みを増してゆくぞ

んで

味の付いていないものは 共に 美味しくなってゆくけど

味がついていたものは 美味しさを つゆに 譲っちゃって 抜け殻のようになってゆくね

具材の性格によって 入れる好機や 煮込む時間も それぞれに 違えるのが よいのだろうなぁ

雑な わたくしなりの おでんではありましたが

数日堪能(みんなは さほどよろこんでもいないが)

これからも なんどか こさえてゆけば

もすこし 仲良くもなれるであろ

おでんは 焦らず

いや 何事も 焦らず だな