2024 年 3 月 19 日 のアーカイブ

7daysbookcoverchallengeSpinoff「2024」その43

2024 年 3 月 19 日 火曜日

連投

すぐ読めてしまうだろうけど 惜しいような気持ちで

手に入れてからしばらく 飾って眺めていた 一冊

…なんなんだ その心持ちはよ…

コロナ禍 騒がれ始めた2020年はじめ頃

お家滞在時間を たのしく♪とか

読書文化復活を!とか

#7daysbookcoverchallenge という流れが始まって

7日間

本の表紙のみ紹介だとか

誰かに 繋いでタグ付けするとか 

いろいろ 制約あったのだけど

やはり 読んだ気持ち 言いたくて

制約取っ払い

そこから 勝手に 派生させた

#7daysbookcoverchallengeSpinoff

飽きずに やっとります

2024年 その43

『せんねんまんねん』詩 まど・みちお 絵 柚木沙弥郎(理論社)

多分 この詩は 単独で 読んだことがあったと思う

でも こうして 

柚木沙弥郎さんの 絵と 噛み合わされることで

より 膨らみ広がる

同じことの繰り返しではなく

ぐるぐるしているようで 

円ではなく

螺旋よりは

唐草文様 アラベスクのように

どこか別のところへもつながっていく

声に出して 何度も 読んで

洗われてゆくような思い

7daysbookcoverchallengeSpinoff「2024」その42

2024 年 3 月 19 日 火曜日

本の中には すいすい読めないものがあって

それは 難解さによることもあるけれど

一節から 色んな感情 記憶が 湧き出してきて 立ち止まらざるを得なくなる…ということもある

今回のは 湧き出し立ち止まり系であった…

コロナ禍 騒がれ始めた2020年はじめ頃

お家滞在時間を たのしく♪とか

読書文化復活を!とか

#7daysbookcoverchallenge という流れが始まって

7日間

本の表紙のみ紹介だとか

誰かに 繋いでタグ付けするとか 

いろいろ 制約あったのだけど

やはり 読んだ気持ち 言いたくて

制約取っ払い

そこから 勝手に 派生させた

#7daysbookcoverchallengeSpinoff

飽きずに やっとります

2024年 その42

『新版 慶州は母の呼び声』森崎和江(ちくま文庫)

とても名の知れた方だというに

多分 初めて

もっと早くに 出会うべきであったろうに と 悔やんでもしょうがないのだけど…

植民二世と 名乗っておられること

決して 特権に甘んじて暮らしていたわけでもなく

その 柔らかしなやかな 幼心で

日々の暮らしの背景を支える 力の成り立ちを

薄っすらとでも 感じ取り

負い目のようなものさえも 感じておられたようなところ

その時代にあって「皇民」などという言葉に 呑まれぬ 確かなる 眼差しを持っておられた 父上の 存在のおかげもあるのだろうけど(国を支えてゆく子らを大切にせねばならぬのだから 教育や医療の無償は当たり前ではないか…なんてな コスタリカのようなことを その時代に考えておられたとか すごすぎる!)

あっさり読めば のどかなる 幼い日々のエッセイのようでもあるけれど

余章にも記されている「他民族を食い物にしてしまう弱肉強食の日本社会の体質」が 自分の中にも流れている と 抱えながら生きて 書かれたということからくるのか

深くも知らずに 安穏と生きてしまっている わたくしにさえ ちり ちり と 刺すような 痛みが 滲み出てくるようで

しばしば うぅ…と 本を閉じて 息を整えねばならなくなった

引き上げてこられた後 程なくして 自ら逝ってしまわれたという弟さんが 書かれた「敗戦の得物」の中の

「自由の根底」とは したい放題なのではなく「人と人との相互の信頼」「他に迷惑をかけない、他人の不幸を脅かさない」とあるのが

罪悪感と共に 迫ってくる

かつてが野蛮だったから戦争が避けられなかったわけではなく 自国のことばかり みつめる「単眼」で生きているからで 敗戦後もその体質は変わっていない ということば(これは『地球村のびっくり子ども』からの 引用)肝に銘じねばな

本の中に出てきた わらべ唄で ばあちゃんが教えてくれたのと 似てるのがあって おお♪と うれしかったのは

「月夜の晩に、火事が出て、水持って来い、木ベエさん、金タマ落として、泥だらけ」てやつ

うちのは

「げづよのばんげ かずだすて すいどのみずばかげだれば もくさん ちんたま どろだらげ…にち!」てなやつです

ま それはさておき

このさき どれだけ読めるか わからんけれども 森崎さんの 著作も たどりたいと 思うのでした

いやはや 読めば読むほど読みたいの増えるって なんだべまず…

咲くね

2024 年 3 月 19 日 火曜日

台所窓辺しげしげさんとこの 一員

ちぢみゆきな

大きい葉っぱは 食べて 真ん中のあたりの ちみっちゃいのを 瓶に挿しておったのだけれど

この度 咲くことにしたようで

にょき と 伸びてきた

ひとつ こうな風になると

他のもつられて

咲くに向かう動き 波及するというか

それぞれなりに 何かしら 受け取っているのだね

長葱は また プランターに行ってもらうかな

根こそぎ抜かないと 何年も そこに生えててくれて すっかり 観葉植物となってる 

春は 愉快だね

つられて愉快に いたいねぇ