2018 年 7 月 28 日 のアーカイブ

んだな やるど

2018 年 7 月 28 日 土曜日

お江戸 行き帰り

助さんの『線量計と奥の細道』携えておったので

経路は 違ったけれど

助さんの辿った 道を

心象を 追体験するような ひとときでありました

蓋をしていた思いを 改めて 開け放して

心持ちの 内壁を 手のひらで ずぞぞぞぞ と 丁寧に 撫でるような 感覚

助さんの ことばの選び方 比喩の 小気味良さには

いつも あぁ いいなぁ その言い回し…と 思わせてもらうのだけど

今回のは また 身に覚えのある 道程だし

更には わたくしのとこに 来てくださった「奥の寄り道」の 経緯も 触れてくださってるから なおさらのこと

肌身に迫る

そうだ そう思っていたはずなのだ と 震災後 ほどない辺りの思いが よみがえり 新たに 息づく

助さん ご自身 今や 国内外ひっぱりだこの

作家で

歌ったり 語ったりの 表現者で おられるけれど

かっこつけたり

かっこつかなかったり…の

市井の 生活者の 身体感覚を失わないからこそ

ひとと 出会って 向き合って 受け取り受け渡し続けているからこそ

体温を伴った 共感を 湧きあがらせてくれる

かつて 声高に 叫んでおられた カリスマ的 表現活動だったけれど

今の しみじみと 呟くような いのちのかたちに 添いながら 語りかける やりかた

その芯に 変わらず…いや むしろ かつて以上の 熱量を 抱く 表現は

かつてより以上に 多くのかたに 広く 深く 届いていくと思う

「無言の人々が我慢を重ねている状態に、為政者は寄りかかるべきではない。」

届く「言葉をもって訴えたい」と いってくださること

より届き 結ばせるために

また1つ 2つ

つないでいくぞ と思ったりしてたら

電車 乗り換え待ちの 福島駅前に

芭蕉と 曽良の 旅姿像

んだな やるど 性懲りもなく…と

勝手に 励まされる

ありがとう