きっとまた 芽吹かせる

昨日の舞台では

和紙造形作家 渡邊摩里さんと

まだ 定まらぬ「何かご一緒できたら…」の思いだけが浮かんでいた頃

打ち合わせというよりも 互いの 手の内 感性 みせっこ 思い やったりとったり…の ひとときの中で

テーマではないけれど

いくつかの アイデアや モチーフ的なものの 提示もあって

その中に 大菩薩峠二十一 とか

瑞巌寺

円通寺

水主衆(かこしゅう)

時間

…そんなあたりから 新作を と もんやりと 思い浮かべてもいたのでした

しかし なにかと 日々のことに 呑まれ 流され

取りまとまらぬうちに

父を見送ることとなり

置き土産の コロナ陽性反応で 出演も 辞退したほうが良いか!?の ぎりぎりあり

何度も 上演させていただいたもののほうが 安心感もある…という 易きに流した感じが ないことはなかったものの

でも 今の このタイミングで

諸々あったばかりの わたくしで

あの場所で

なにかを と なったときに

やはり 気張って 新作を!ではなくて

あの作品たちの 思いを 届けたい気持ちというのも 確かにあった

実際の作品上演を 生で 観ていただいていなかった状態の 摩里さんに

「しまった こいつに頼むんじゃなかった!」てな 思いにさせてしまったら…と 実は はらはらもしてた

でも 終えて後

「観てなかったとはいえ まぁ きっと ぶんぶんなら 大丈夫 て 確信みたいなのはあったけど やっぱり お願いしてよかった…また なにか一緒にやれたらいいな て 思う」と言っていただけたことが

何よりの ご褒美でありました

ううぅ

その場に立たせてくださってありがとうございます

作品の横を通るたび 

ふぁうん と 風が起きて揺れる作品が 素敵で うれしくて

用もないのに 何度も うろうろ ふぁらふぁら と 揺らしてました

実物見るまで

もっと 他にも 小さな作品とか 展示してあるのかな?と 思ったりしたものの

大きな一つ

でも それがまた まさにこれこそ!のひとつ

作品を 展示するために 場所を借りた わけではなく

そんななら また 展示 掲示しやすい 箱を借りればいいわけで

この場所を 息づかせる 作品で

作品が 生きる 場所で

そんなあり方が まさに これだったのだなぁ と じんわりと 腑に落ちる

夕暮れてきて

ライトが 影を生んで

さらに 息遣いが 太く濃くなるあたりで クローズ…というのが なんとも 惜しくて

でも まぁ 建物管理の都合上

もっと素敵になるかもしれない…を のちの お楽しみ構想に譲ることにして

また 共に 時空(とき)を 越えさせてくだされ!と 願う

新作を の 意気込みの中で 生まれかかったものは

次への芽吹きとして ゆっくり 育ててみます

きっと また♪

作品展示は 来週金曜まで(火 水 閉館)

ぜひ ゆらり ふわり と その場所と時間とに 揺られにいってみてくだされ

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