帰り道
野蒜海岸へ
ハンドルのかたちに きうぅ と 固まった 指やら
心持ちやら
のばしに…
くさふじ?
はまひるがお?
うっかり 砂浜のど真ん中で 芽を出しちゃった ウリ科の かわいこちゃん(実はこの子には うちに来てもらおうかと 画策…)
着くなり しゃがみこんだりして
伸ばしてないぢゃ…
また 流木やら 流茎やら ひとつふたつみつ 拾った
いつもより じゃわめくものが 少なかったのは
風のせいなのかな
潮の引き…の せいかな
なんとなく そんなおかげで
はらほろほろ~んと ほどけてのびて
またね と 辞す
また 満ちたり引いたり
いのちのいとなみなのだなぁ なんて 思って
帰る道々