石川さんから託される 

朝もはよから

石巻の 上品の郷(じょうぼんのさと)へ

大切なものを 譲り受けるというか お預かりするというか…

まぁ なんというか 身に余ることであるもので

うまく言えないような気がして ごもごも 口ごもるような 思い 抱えつつ

そんなこんなの ついでを 装って

手回しオルガンの 石川明さんに 会いに行った

先日 NHKの 「東北発 未来塾」で

助さん(ドリアン助川さん)が
 
学生さんたちと共に ことばの力を 得てゆくツアー みたいなん なさった シリーズの 2回目

石川さんにも 会っていただいて(なごみ似顔絵の 熊谷さんにも…まぁ わたくしが頼み込んだとかでないから こんな言い方 変なんですけどね)

放送では「元気そう」とか「柔らかで やさしい感じ」とか

お友だちからの 反響も もらったし

メールでのやり取りは してたものの

胸のうちの ぬぐいされぬ こもごもの思いも

聴かせてもらっていたもので

まぁ なんというか 余計なお世話様心配 なんぞしてたのね…

放送後の反響は まだ ほとんどないようす

穏やかに いつもの感じで

手回しオルガン 奏でてくれました

いつも どたばた横で動いたり 話したりすることが多かったもんで

今回は ちょこっと じっくりと 聴かせて もらった

あぁやっぱり しーでーより 

生の 空気や 風や 光に とけだす音が いいやね

音のチェックのため わたくしが 回させてももらい

石川さんが じっと 聴く…なんてな場面では

曲を 奏でるというよりも 聴いてしまって 

ゆっくりのところでゆっくりうっとりしてしまい

かえってテンポ ぐだぐだになって

こりゃ 奏じゃないわいな…と 自分に 呆れたりもして…

んでもって とある事情で 手放すことにした…という お約束の かわいこちゃん足踏みオルガンを 引き取りました

わたくしでいいのでしょうか?

活かして行かねば と 

緊張感なども 伴いつつ

でも 「受け取ってくれてありがとう 助けてくれてありがとう」なんて 嬉しそうに にこにこする 石川さん

そんな ことば

身に余りまくって お釣りどころか 誰かに 何か 差上げなければ いてもたってもいられないような 光栄などに 眩しくなり

恥じたりもして…

しかも 前に ちょいと聴いてもらった わたくしの オルガニートが ガタピシだったからなのか

うつくしい グランドピアノ型の オルガニートを

「引き取りりにきてくれたガソリン代に」とか くださるもんで

引き取るに当たって 一応 お代というものはござりましたものの

それ以上の ものもの…そして 想い…

また 戸惑うこと 戸惑うこと…

きっとまたこれ

舞台につれていって 共に 奏でますよぅ

持ち腐れて かなしいことにならないように…

ま そんなこんな 嬉しいんだか 戸惑ってるんだか 困ったような気持ちのまんまだけど

奏でること以外でも ちゃんとそこに生きていることを 知ってますからっ!またきますからっ!と 手をふった

恥じないように 活かしますから

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