星空を吸い込む

かりん!と 凍てつく夜空に
冴え冴えと 星 ほし またたく
もやもやした 冴えない己の 身のうちを
あのきらめきと そっくりそのまま入れ替えたくて
深く吸い込んでは 吐き出してみる
ああでも いま 
ちっぽけな 思いと 吸ったり 吐いたりを
やろうとやるまいと
宇宙のただなかに立っている
私の中にも 宇宙がある
いつもに紛れて 忘れがちの
眩暈がするほど あたりまえのことに気付いて 息を呑む

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