おかえりなさい はみるとんさん

昨年 5月頃 突然 やる気をなくした 機械式時計 はみるとんさん

すぐに 修理に持っていかず

もたもたしているうち 父を 見送ることになっちまった 会葬の どたばたで 

8ヶ月ほど ほったらかし

先日 やっとこ 毛利時計店さんに お預けしたところ

案の定 開けた途端に 職人 毛利さん

「動かなくなってから しばらく経つ?」と 見破られてしまいました

流石だ

以前の ぜんまい切れのときも

もう 製造元で 部品を作っていなくて ありあわせを細工して なんとかしてくださったので

今回も「微妙なズレからくる 傾きが いつしか 擦れて 外れて…」いう 専門的な 故障の原因の仕組みを きっちり わかりやすく伝えてくださり

毎度のことながら 惚れ惚れ 納得

「俺ももう はちじゅうごだから 修理すんのも なかなか難しいんだわ」と おっしゃりながらも

また 趣味で作り続けておられる 素敵時計の 部品の切り出しパーツとか 見せてくださって

ああぁ 毛利さんが 作られた時計を 買いたいとか言ってたのに まだそれ叶ってない…と

思い出して 

ぢりぢりしたりもする

んで 受け取った はみるとんさん

ベルトが 切れたとことか 時計を留めるための部分を 補うために 己で工夫して 装着したとこの構造が 思い出せず

あれあれなんだっけこれ?と もたついたら

「確かこうだったんでない?よく考えたもんだ」と 毛利さんに なおしていただき

うわ…こういうことも おもいだせないていたらくわたくしおはずかしや…と もごもごしつつ

またきっと 職人話うかがったりなんだりで まいりたいであります

腕にかけて しばらくしたら

忘れかけてた 腕馴染み

思い出してきた

うれしいな 

おかえりなさい

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