セーラー服の歌人

岐阜の 朗読芸人 ことばの恩人 みおさんが

紹介してくれた 書籍

セーラー服の歌人「鳥居」さん

過酷な 過去を 

恨み言を並べるだけに 費やさない

痛みの記憶の一つ一つを

その根本にあるものへ繋げて 思いやる 度量たるや!

母親の 目の前での自殺だとか

施設での 前時代的…と思えてしまうような 虐待 暴力とか

心身に 癒えきらない 傷を残していても

尚も 光に向かおうとする

多くの 暗闇のまま 苦しむ人たちの 光になれたら と

活動を続ける

その 痛みを 転じてゆく 力に

励まされる

人の可能性を思う

宝物のような 人の心だ

そこへ至る鍵は やはり 愛なのかもしれない

わずかだとしても 愛に 裏打ちされた 幼い頃の経験は 大きいのだな

それが ほんの 少しで 瞬く間に 過ぎ去ってしまったとしても

きっと 力を発揮してくれるのだろうな

あぁ どうか あまねく 授けられた いのちたち

愛の経験を 蓄えてゆけますように

そんなことを 祈るように 思う

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