6枚だったね

六枚の花びらだったね

六本の蕊があったね

それらを 脱ぎ捨て 見送った うつむきかげんが

さぁ あの日々を繋ぐのだ と
 
受け継ぐ かたちで
 
空へと 向かう

あぁ

もうみえなくなった あのひとときと

いまこの ひとときが

確かに 繋がっている

きっとこれからも 繋げてゆく

みえなくて

こころもとなくて

ためらう一足を

たどれるのだよ

つながるのだよ と

みちびかれるようなおもい

今日も 草ぐさに 

救われて

歩く

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