伏線はあったのだ

夜半から 未明にかけて

牛太郎(去勢済 十五歳)の ちくちく時計が 

何度も何度も何度も 作動した

その都度 なにかしら 差し上げ対応したものの

他のにゃんこらに 邪魔されぬところに匿いながらゆっくり食べられる状態にして差し上げなかったのも 不満蓄積だったのか

さっきも ちくっ!

出かける日なら まだしも

本日は 家で 来週舞台の 詰めに邁進するで も少し寝かせてくれや!と

布団かぶった

しばし 浅い夢を見かけた

…らば

そこに 物語が しみだし 流れ込んできた

やろうと思っていた 作品の一つが押し流されてゆくような感覚

まてよ おまえ 1週間前だぞ

ものがたり総取っ換えとか 何言っとる!?と

しかし だ

プログラムのための題名は もう出ているものの

リハーサルまで わたくしがどんな事をやるのか 誰もしらないのだ

そのあたりでの迷惑は かからない(多分)

言うなれば 次の機会に と 思っていた 種が芽を出した感じなのだ

受け渡された思い

おんがく

そして 昨日 作品のことを まるっ と 横に置いといて お出かけしたことで

更に あまり納得いかぬまんま 押し進めてしまえ と 思っていたものが

「だからやるきなかなかだせなかったんとちゃうか!?」と 蹴り転がされる 余裕を生んだのかもしれない

伏線は あったのだ

心身が より 納得に 向かう感じ

…そうか そうだね 了解

すべてが結ぶ形にしてくれてありがとう と

誰にともなく

いや すべてに ありがとう と 思う

また 牛太郎が 布団掻い潜り ちくちく時計 発動させた

わかったよっ ありがとうっ おかげさまでと 起き出して 抱っこしようとしたら 

やめれ〜!と 咬まれた(抱っこ大嫌い)

すまぬ

ちと キツイが やるともっ と 拳握ったりする朝

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