携わらせてもらう

昨夜

あまり 父が 落ち着いて眠れぬようで

ベッド枠 がだがだがだがだ と 揺すったり

布団をおとしたり

からだがずりあがりすぎて 頭が 天板に くっついて かからしそうで

また がだがだ

お~い どうしたどっかいたいかいづいか?と 訊くと

「だいじょうぶだ」て 応えるものの…

真夜中 布団とからだと酸素チューブ整え直して 電気消そうとすると

「まだだ!」とか すこぅし 苛ついたように言う

訪問看護師さん 来たときに うんこさん出てたらしいけど

まだ 滞在中の 大物でも おるか?

一時間ほど 明るくしといたが

しかし わたくしも 寝ておきたい

たのむよ 寝てくれよ…と 頼んだら

素直に「うん」なんて 頷いて

ははは めんこいったらよ

倒れる前 互いに ぶつかって ちっ なんて 腹立たしい思いがあったけど

それが なくなって

だからめんこいとか思うわけではなくて

なんというか 人のそのまんまの有り様とか

在り続けるもの

手放してゆくもの

いろんなこと ひっくるめて

みせてもらえること

携わらせてもらえることの 在りがたさかな

今日は また 出掛けるけど 帰ってくるからね なんつって

あまり 心波立たないように 願いつつ

朝の 茶を飲む

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