退院前自宅訪問

大分前から 心逸らせていた 母退院前自宅訪問

お着替えのことを あれこれ心配していたわりに

入院着 着の身着のままに コート羽織って

嘘毛付き お帽子被って準備完了

父の車じゃなくて わたくしの 乗るのが大変そうな ほびおさんであることが ちょいと 不安だったようだけど

なんとか リハビリのかたに 乗せていただいて 出発

四ヶ月ぶりだというのに

それまで いつも乗っていた風に

ひょい と なんてことなく 助手席に おさまった

あぁ またこんな日が来るなんて…なんて しみじみしてっと 泣きそうになるから

こちらとしても なんてことなく 

あれこれと話す

うちでは ケアマネージャーさんも交えて

じっくりと 動線確認したり

今後の対策について あれこれ話したり

みっちりと 満ちた時間でした

何に困るか 何が不安か

ぼんやり頭では ほぼ 浮かばず

でも どんなことも やってゆきまする てなだけで

むしろ 家族揃って あれこれ手分けしながらやって行けることは

わくわくと 楽しみだったりするのね 正直なところ

こんなこと言えるのも今のうちかどうか

それも 誰にもわからんことでしょ

笑っていられるから

笑っていこう

帰宅したらば ぴちと うしにあいたい と言ってましたが

ぴちの 寝姿は 見られた

人見知り激しい ぴっちっちっ姫にしては

奇跡のよう

よその人やら 

何ヵ月も見ていない上に 見たこともない車椅子に乗っていた母が 部屋に入ってきても

しばらく 父ベッドの上に 丸まっていたのだから

ここ数日 ぴちとうしには 

母ちょこっと帰ってくっから 逃げねぇで顔見せてやらぃなぃんと 

阿呆のように しつこく言い聞かせておりました

聞いちゃいなかったろうけどね

でも 取り敢えず 対面はできたので安心しておったら

病院へ戻る間際

「ぴっちば 撫でたい」と 言い出した 

だっこ嫌いの ぴちを なんとか捕まえて 撫でさせることも出来るか と 一瞬思ったものの

きっと ぴちにとって 嫌な思いにしかならぬ

それがあとを引いたとしたら

互いに 悲しい思いも残りそうでもあるかな?なんて

勝手に考えて やめといた

二月にはいって お試し帰宅泊するかもしれぬということにもなったので

ま その時にまた 叶えましょ

すこぅしは ほっとした でしょ?

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