かけっこしてたら
ひろばのまんなかに
ひかるものがあった
羽根だ
そこから 光が 放たれている 羽根だった
越えてきた空を 風を 光をたくわえて
ここまで 飛んできたのだ
あぁ と
胸一杯になって 駆け寄る
それまで 「まって~」なんて
お子達に 追いつけないふりなどしながらも
そろそろ本当に 追いつけなくなるかもなぁ てな 思い よぎってもいたのに
その光を見つけたとたん
誰にも踏まれぬうちにっ!と
駿足
まだまだ 走れるね
もしかしたら 飛べるかもね
空を 風を 光をたくわえて
ゆこう