勝手に原点回帰

七草粥の日

かつて ばあちゃんは 雑煮の汁に 七草 足して

餅と ご飯粒を入れたのを「七草粥」として 出してくれていた

いつもの んまい 鶏と 根菜の 醤油仕立て

…でしたが

母が 台所 受け持つようになって

ある日「本式の 七草粥は 違うらしい」と

白粥に せりなずなおぎょうはこべらほとけのざすずなすずしろ…てな 春の七草を 入れて 炊いて

「水溜まりくさい」

「鶏小屋 思い出す」と

不評

しかし わたくし 請け負うようになってからも

それを ずっと 続けておりました

しかし この 春の七草ってもんが

この季節 気軽に 採取できるわけではない

ついつい スーパーマーケットに 出回る ぼったくり すれすれの「七草パック」に 頼っておった

一昨年あたり購入したパックに「おぎょう」が 入っていないことに気づいたのは

買い物した 翌日

まな板に広げた 早朝

むうぅ!

今さら 返せない感じ

パックも すかすかゆるゆるで 隙間あいてるもので

スーパーマーケットのせいではなく わたくしが 運んでいる最中に ほろったかもしれぬ

とほほ

そんなこともあって わざわざ 道端もの 買うのも なんだかなぁ とか

こんなことせんと 執り行えぬ 民間信仰行事って 嘘臭くねぇ?とか

むずむずもやもやが 膨らんでもおりました

んで 勝手に 原点回帰

身の周りの 七草で 七草粥 やっちまえプロジェクト♪

ただのけちん坊とか なんとでも 言ってくだされ

庭には おぎょう と はこべら は 確実にある

ほとけのざ も あったはずだが 見つけられず

なずなは なかったかなぁ

…てことで 代替え案

芹(台所窓辺 しげしげさんとこに 通年ある 芹)

人参(これも 台所窓辺 しげしげさんとこに 葉っぱのとこ繁らせてる)

おぎょう(庭から)

はこべら(庭から)

ごんぼっぱ(台所窓辺 しげしげさんとこにあった 牛蒡から 出てくれてる葉っぱ)

すずな(台所窓辺しげしげさんとこの 蕪頭の 葉っぱ)

すずしろ(やはり 台所窓辺しげしげさんとこの 大根頭の 葉っぱ)

今年の七草♪

しかも 粥を 煮るのに 用いたのは

ミヤギシロメダイズの 塩昆布 浸し豆の汁

「水溜まり臭い 七草粥 やだなぁ」ていってた あんちゃも

「草臭いけど 食べやすかった」と 概ねの 好評価

本日から 汁かけご飯と 四つ足ものが 解禁になるのでした

お年賀 一枚も 書き上げてないってのに

お正月 松の内 一区切り

ふぅ

相も変わらぬ 日々をゆく

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