鍋奉行に おまかせ

本日

うっすらと ささくれだったような 心持ちの名残

一足ごとに うすれて

ばんげの食材 選ぶ頃には

おっ♪ 鱈と たらちぐ(鱈の白子)…こうなったら鍋だな るん♪ などと

弾む

疲れも重なり 今朝から どうにも とげ含んだ 物言いをしておった 父も

「なんだ 鍋か?おとさん なんか やることあるか?」などとね

わたくしが 家におるときは 食事の支度は やってくれるんだろうな…てな 普段ですのに

鍋奉行の血が ふつふつと わいてきたようで

いや わたくしやろうとおもってるものの やっぱり お奉行様に お任せした方が 間違いないとは思ってるんだよねぇ つうたら

「なんだ しょうがねぇなあ あぁ 駄目だ 出汁のとりかたは そうじゃねえんだ」と 腕捲り

なんとも分かりやすく 思う壺に すとん!と はまってくれましたる

わはははは お任せいたした

鍋だから 日本酒と いきたいところだけど 生憎 ジン 焼酎 麦酒 泡盛 ウィスキーしかなくてさ と言ったら

「一升瓶で買ってある…出してこい」

なんか うきうきした声色でさえありましたよ

船頭は二人いらん てことで

おまえは手伝わんでもよい…てな 流れになったものの

思わず 糸こんにゃくの バラバラを 結びこんにゃくにしてみました…余計なお世話さまでした…不揃い…

でも 任せっぱなし 我関せずじゃなく 

何するわけでもないけど 近くで 待機してるのは 嬉しかった様子…さびしんぼさんでもあるのですね父

久しぶりに わたくしも お燗などした「愛宕の松」(親戚 新澤さんとこの酒) 乾杯して 呑んだりして

なんかさ 朝のとか 昼のとか あの ちょっとした キツいやり取り…また チャラにして やっていこうね…みたいな

暗黙の 照れ笑いみたいなん(また 懲りずに やってんのよ この とっつぁまと ばかむすめ)交わして

母も 自分のことで 擦れあってるようなあれこれに うなだれそうだったのも 持ち直して

いつものことだから 別に取り立ててどうってことない的に いつも通りに そこにおる あんちゃ

敢えて言うのも こっぱずかしいもんですけど

そんなこんなのみんなが 家族でよかったなぁ だからやれてるんだよなぁ と思う

乾杯

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