「にしぴりかの映画祭」に 到着
今年は 本日の一本目しか 観られぬけれど
それでも ずっと観たかった 逃しちゃった 作品だから
うれしいうれしい
作り上げる方々の 熱意も
伝えようとする 温かさも
すべてが やさしく 素晴らしい
心が耕されている方々ばかりだなぁ て しみじみ思う
受けとります
生きるとは いのちをいただいて つないでゆくこと
その営みを
目をそらさずに 見つめて 暮らす人たちを
丁寧に丁寧に 追いかけた『ある精肉店のはなし』纐纈(はなぶさ)あや監督の 作品
一瞬たりとも 目を離すことができなかった
屠(ほふ)られる場面さえ
祈る思い
ハラールは 祈りを捧げながら 屠るということが
とても 近く思える
「鶏や 魚は『絞める』て 言うでしょ?豚や牛は『割る』て言うんだよね。殺すとはいわない…いのちをいただくの『ありがとう』って」
のっけから なんの涙かわからんうちに
どうどう と 流れてた
あぁ こうして 手もとに来てくれているのだよな
改めて 手を合わせる
差別との 戦いも
抗えぬ 世の波を 越えていくことも
いのちをいただく
いのちをいきる
自然な ひとあしひとあし
朗らかに 暮らしを おくる 北出家と その周辺の人たち
宝物のような映画でした