宮床辺り

夕方は

ピアノ仕事のあとに

ライヴに ゆくで

速やかに 移動

…のはずが

宮床奥地へと 迷い込む

いや 道は 迷ってない

心がちょっと 浮き足立って 迷走つうか…

かつての あれこれを たどるなど…

ふらふらと 行ってしまったのは

原阿佐緒記念館

行きたいと思ってて

ずっと行けずにいたところ

15~6年前に 仙台にて

歌人 原阿佐緒さんの 生涯を ミュージカルにした 商業演劇の

女学生時代の場面に タップを振り付けて欲しい との 依頼…だけのはずが

クラスメート役と 阿佐緒の 家の近所の 下世話な農家のおばちゃん役を やってくれまいか…なんてな話になり

なんの前知識もなく その舞台に関わった

その時 知り合いの方から

「絶対 感じるものがあるはず」と

阿佐緒さんに関する記事や 評論みたいなものを いただいたりしたのだけど

阿佐緒の役ではないし…なんて あまり深読みせず

ただ「生きながら 針に貫かれし 蝶のごと…」という歌は

何故かずっと 心に引っ掛かっていた

そののち 色恋の歌が

折り折りに触れ

まるで 同じ周波数に 呼ばれるようにかすめることがあって

うむむ いつの日か もっと じっくりと 読み直したくなるであろうな と 思いつつ 遠退いていた

それが 昼下がりに 突如

さぁ いまだ いこう と 目覚めるように 思い立った

角田市の 小学校に 一時期 転校してきてたのだって

緑を好んで 身に付けていたのだって

なんか 符合するものあって

ひっそりと 震える

いや でも それは 深い意味もなく

ただ単に 共通する部分に 強く反応して 掬い上げただけで

「符号」なんて言えるものではないのだろうけど

なんとなく 時 満ちた感

改めて 読もうかと思う

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