戻ってきて 逝ってしまった

昼ごはん終えて

庭を見ようとしたのだったか

ふと見ると 犬走りに さきっぽちゃん(避妊手術済 ♀ 一歳)が ぐなり と 横たわってる

!?

様子が変

なにか変なものを食べた?とか 思い巡らせる前に

もう 目の焦点が 合ってない

少し温かいけど

去りゆく熱

何かを 吐かせたら 戻るようなものでもなさそうで

逝ってしまったのか

逝ってしまうところなのか…

どういうことだ?

表に出たら

似たようなキジトラの 時々 庭 覗きに来てた猫か?てのが 

倒れていた

まだ 息があるか?

しかし 絶え絶え

やはり 目が 虚ろで

すこし 血が にじんでいる

事故だったのかも

さっき走り去った 白い車は 関係ないか?

どうしたらいいのか 

まずは さきっぽちゃんの 様子を 触れたりしてみたものの 

やはり どこにも力は入らない

もう…というかんじ

外傷は ほぼない(少し擦れたようなところはあったが)

下腹が 偏った感じになって うんこ 出かかり…とか

ベロがもう戻せない とか抱いて 撫でて

箱に 寝かせて 

どうしていいかわからないけど

道端の どこかのこのことも なんとかせにゃならんか と

とりあえず 市役所に電話してみた

事情を伝えたら「担当の者に伝えます」というお返事

折り返しどうこう とか

どうしてくださいこうしてください はないので

そちらは 託すことにした…でいいのだろか?

いつも お世話になってる動物病院は 木曜 休診

父の 経管白湯も 終えたものの

どこかへ 駆け出すこともできず

ヒリヒリした 表皮で

もしかして うまく息が吸えてないな 自分 と 思う

昨年 もらわれてゆくかもしれなかったから

あまり情を移さないようにしてた

…うまくいかなかったけど

撫でられるのがあまり好きでないのに

ときどき やたらと甘えたい時間があったり

庭に出てるときほど でれでれべたべたすりすりしてきて

デレツンかよぉ なんて

笑ってた

母猫 はな(鼻)ちゃん 子育てどさくさで

他の猫らは びびって 近寄らなかったのに

さきっぽちゃんは 結構平気にしてた

朝も ご飯食べるとこ みてた

瀕死の状態になりながらも

うちまで 戻ろうとしたんだな

もしかして 触れたとき 少しは 意識あったのかな

かすかに ぐろり と のどのあたり

あれは 最後の息だったのか?

戻ってきてくれてありがとう

看取らせてくれてありがとう

こんなに早く こんな日が来るなんて

呆然としちゃうぢゃんか

ばかやろさまめ

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