声を出す

朝「おかさんは?」と

母のことを 訊ねる 父

おぉ♪

あっちで 手紙書いたりしてるけど 連れてくる?と 訊いたら

うん と うなづいた

母は 父の傍にいても 何もできないから…と 躊躇ってばかりいたけど

いてくれるだけで違うのにな…

しかし「いてくれるだけでいい」とかいっても

やっばり なんにゃらかの 役立つ感じがあったほうが

うれしいのだろうし

母が 父の近くにいてくれて それが刺激になって

なおかつ 何かあったら わたくしを呼ぶ係りになっとくれ 大変に助かる と 言ったら

「んで おとさんの 傍さ いっから」と 母

その間に お隣の放置地の 一角から うちにほろけてきた 熟しすぎ梅を 拾ってたのを

ありがたく ジャムにしつつ

コーヒー時間

少しして 覗いたら 二人で 手を握りつつ テレビなど観ていた

…のもつかの間

「といれ!」だの「おしっこ!」だの「食事の準備する!」だのと 声出しはじめ

思い通りに行かずに 苛つきも膨れ上がる

母 なすすべなく おろおろするかと思いきや

見守ったり なだめたり

時に スルーして

テレビ体操などやってる

んだんだそれでいいんだ

こちらも なだめたりすかしたりはなしたりそらしたり…てなことしてるうちに 訪問看護師さん 来たる

本日も 座薬しちゃったけど

ほどなくして「うんこっ!」

しかも 仕方なく ベッドのまんま いきむことにしてくれた

すこぅし「どまづいだ」ものの

一昨日よりは 首尾よく 漏れなく 交換完了

波はあれども

なみのりふねのおとのよきかな♪

梅ジャムも まぁまぁ うまくいったことにする

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