24日(月)
飯舘村 交流センターで 鴫原さんの お話をうかがったあとは
「いいたて村 食を考える会」の みなさんによる 心尽くしの お弁当を いただいた
まんず 隅から隅まで 滋味というか
素朴に んまいのよ
「農作業の合間の 楽しみでねぇ…凍み餅の天婦羅とか♪」て 鴫原さん
「朝 四時半から 夜の七時まで ずっと働いてたの 避難して 動かねぇぐなったから 糖尿とか 病気出っつまったんだげんとも…んまいものは んまいっ♪て 食うのが いいんだよ…なぁ」と
お連れ合い「かあちゃん」が 食べない と 言った 桜餅を もらって
笑顔で ぱくりっ と かぶりついた
嘆いてばかりいられないんだ
大切な日々 今このとき
たのしく 笑いながらやっていこう と
「また ぜひ 来て」と みなさん 笑顔で 手を振ってくださった
先日届いた『もどれない故郷 ながどろ 飯舘村帰還困難地区域の記録』(芙蓉書房出版)には
笑顔で 話してくださった 鴫原さんたちの あの日からのことが 更に 丁寧に 掬い上げられている
喉元過ぎてしまっていた いろいろなこと
さておきにしてきたこと
これから 大切にしていきたいこと
改めて取り出す思い