プログラムについて

プログラムについて いちいち解説するのは「無粋」という 向きもありますが

もともと 粋な者でもないので

己の覚え書き的にも やっちゃう(別に解説でもないが…)

『流れ星にもらった話』

何やってんだろ!?て 迷う気持ちのとき

ふっ と 欠片のような思いが 降ってきた

かつての わくわくとか どファンタジーのようなパントマイムって しばらく 作ってなかったよね?て

何か 立派なこと 小気味良いこと 風刺的なこと 訴えた方が かっちょいい気がしてたけど

そんな風な始まりから作ったことって なかったくせに…

「風刺も効いて…」と いっていただいたことのある作品だって

風刺のためにこさえたのではなくて

とある出来事があって そこへ思いが揺れて生まれただけだったのだ

もともと 思考思想覚束無い技術も足りないものが こねくりまわすことではないのだ

…なんか そんなこんなで それまでの凝り固まりが ざば~と 流されるように消えて

手のひらに残ったもの

そんな感じから始まった

空ばかり見てた かつての夜

稲垣足穂の『一千一秒物語』の「何をちょこざいなお月様」な空気とか

ウルトラセブンとか

キラキラとか…

本儀せんせいが 音を

亜希さんが 灯りを照らしてくれる という 安心感のもとに 遊んでみたような お話でした

作品 生み出すとき「どこでもやれるように」て 思って作ることもあるけど

こりゃ こてこてに

「ダンスブルームさん 舞台で あの場所で あのみなさんと共にやりたい」て 生んでしまった

今後 どう 育つか 未知だけど

ちょっと たのしみ

『虫の夢』

二十数年前

お師匠 はとちゃんの ハトリミームラボ 稽古場 発表会のために こさえた作品

そのときのテーマとして「からだ」という お題があったのだけど

からだで 虫の動きがやりたい!という 一粒から 膨らんだもの

当時は 虫のこと 好きではなかったのにね

床を 這うような 動きも たくさん入れてたけど

今の己の状態やらなんやら 考慮して

床を…は 無しにした

あの頃に作った作品は 何度も上演させていただく機会設けたのに

これは 今回で二回目だ

「エリック・カールさん 追悼ですか?」て 言われたりしたけど

エリック・カールさん 亡くなったというしらせより

ずっと前に やることを決めていた

「虫の動き 面白い」から

「虫の動き ありさま 愛しい」てな 思いに変遷してて

結末への思いが

思いがけない落ち ではなくて

むしろ 永遠のはらぺこあおむしでいてほしい てな 願望になっておるのでした

『GodBlessTheChild』

以前 投稿もしたやつですが

ビリー・ホリデイの 歌

タップいいなぁ でも シューズって 気軽に手に入れられんもんだよなぁ て 思ってた頃の 思い

憧れの タップシューズとして 登場いただいて

己は ソフトシュータップ的に

シートで 踏み鳴らした

ビリー・ホリデイの 言葉のなかに 込められた思いも 手のひらに 握りながらね

『灯す』

震災から 10年を経て…なんて 区切るつもりもなかったけれど

改めて 忘れずに 伝えてゆかねば と 思ってもいて

わたくしの 極私的な 実体験なんぞ

どうしようもなくなんてことないのだけど

この身になかったことを さも体験したようにもできず

実際のことの 片鱗を 繋いだ

まだ 触れられない という 思いを抱えておられるかたも多い

傷としての ことではなく

あの日々に 灯したもの

灯してくれたもの

救ってくれたもの

掬い上げて 希望に繋ぎ続けたいと 思ったこと

そんな感じ

照明の亜希さんが「文子さんのだしてくれている希望を照らしきれていないと思ったんです」と

二日目の 明かりについての 若干の プラン変更について 告げていただいたとき

自分のなかで 見えてくるものが すこぅし 変わった

ゆく先が 変わったのではなく

そこへ辿り着くまでの「そんな甘いもんじゃないよね」の 現状惨状かつて見た風景がよぎり

正直 怯んだ

でも それ 越えていこうや!と

ちょっと 力出すぜ みたいな思いが 生まれた

亜希さんの あかり頼みみたいな思いで 作ったとこもあったけど

思いを受け取ってのち 投げ返してくださった ことで 開かれ 育てていただいたよな今回も!と

うれしくて じわじわと 幸せを思った

…いや もうほんと 正直 こんなことしてなんになる!?くらい 落ち込んでた 生みだしなもんで

救われました

ううぅ

ばかみたい とか 素人めぇ とか なんぼでもいってください

べつに 己のヒーリングとかのためにこさえてるんじゃないですとも

でもね

渦巻くのよいろいろ…

そして コラボレーションのは

『雨にぬれても』克之ぱぱ ヴァイオリンと 長靴の わたくし

MIMEなの?タップなの?て 質問してくる方 おられんで よかった

時間のばしの必要が生じて 急遽 効果音 足しましたおかげで

物語として 遊ばせてもらいましたの

タップ道!な 人からは「タップやってないよね」て 言われそう

言われてもいいけど

ザッツエンタテイメント♪…なんだそれ!?

『Can’t By Me Love』

かっちょいい ジャズコーラスアレンジ的な ナンバー

ダンスブルーム主宰 ゆきこさんに 振り移しいただいて

当日まで ハラハラさせました

一日目 帽子 ぶち落としました

かつて 舞台に出させていただきながら

わたくしにジャズダンス踊らせちゃダメだよなぁ て みぢみぢみぢみぢと 思ってた頃のこと 思い出したりもしつつ

からだの不具合 かばう癖が 抜けてない反省しきり

でも 申し訳ないけど 楽しかったですの

『One Love』

こってこてに どストレートな 純愛の歌!?

でも なんか 愛をこめて 舞台を作り上げてくださった方に

お客様に

差し出したくなる思い

無事 締められたね

しあわせだったね

きっとまたね て

曇りない笑顔になれたこと

本当に ありがとうございますた

性懲りもなく また やりますやらせてくだされ と たのしみの光を 先々へと 投げ掛けるような思い

コメントをどうぞ