全方向にありがとう

舞台のことで 不在にする日

その日の夜まで 間に合うくらい 炊いて出掛けた

あんちゃの 給料日から さほど 経ってないので

昼は 弁当屋さんからでも 買ってくるであろ…と 踏んでいたりもしたのだが (あんちゃは 弁当屋の 新メニューとか 辛いのとか 好きなのね)

リハーサルの日 帰宅したら わたくしが炊いたのではない 土鍋ご飯が あった

れれれ?お昼 弁当にしなかったの?と 訊いたら

「あ…君が買っといた カレーもらったから」とな

戸棚の奥に 仕舞っといた とっておき レトルトカレーを 発見して それを食べたくなったから 弁当屋には いかなかったらしい

「言ったり 書いたりしてくれなきゃ わからないよ」なんて 言うこと 多々ありなのに

買っといたからこれどうぞ…の おしらせしなかったのに

こういうのは すいすいと 見つけるのな

…まぁ いいや

美味しく召し上がりましたようで

しかし 土鍋ご飯炊き

あんちゃにとっては 生まれて初めてだよな?

壊れた 電気炊飯器の内竃で 水積もりやって

あとは 時間のことなど 母に聞いたのを参考に炊いたと…

見事な 炭化

上澄みだけ 食べたそうだ

完全炭化したとこ以外 なんとか 食べられたようだね?と 訊いたら

母姫「んもぉ 焦げ!」と 一言

あんちゃが 初めて炊いてくれたってのに あんたその 投げつけるような一言ったら…と ひやひやしつつも

それは じゃれた 突っ込みみたいでもあり

あんちゃも「はいはい 焦がしました すみません」と にやりと 笑ってたし

まぁ いいかな とも思う

かつては わたくしのステージ 観に行くのを 楽しみにしててくれた 母は

わたくしの こことこの どたばたやきもきいらいらを

はらはらしながら さびしさ申し訳なさ入り交じり 口ごもるような感じで みやっていたようだけど

いただいた花束を「あら めんこい♪いがったね うまぐいったんだね」と ほっとしながら よろこんで 眺めてた

父も なんとなく うんこさん滞りとか 落ち着かない感じで

「玉 痒いぃ」と 掻いちゃって はだけちゃって…なんてな有り様だったりしたけど

まあまあ 心は 穏やかにいられたようだし

すまんね ありがとね 懲りずにまたそんなこんなでいくよ なんつって

みんなの眉間が ちみっと 寄ったかどうかは 定かではないけど…

また 近々 舞台の予定が ちょこ ちょこと 復活してきてる

不安より

なんとか やらせてもらえるかな てな よろこびが 膨らむ

おかげさまでなんとか やれると思う

白目出血的 赤目になっちゃったり

膝やら手首の 痛みが復活したりしたけど

恐れてた ひどい足つりがなかったのは

いいぞ♪からだよ!

しかし 舞台前に 二キロほど落ちてしまった 体重が

本番終わったとたんに 三キロ増えるって どゆこと!?

…からだの不思議も思いつつ

ありがとうありがとう と

全方向に 頭を下げる

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