なにより ぴちのかたち

つちびと(陶人形)作家 廬原可南さんから

形…というよりも 想い

届きました

ご自身も 愛する 共暮らしの 猫さま 闘病の末 看取られたばかりで

それでも 哀しみに暮れる暇もなく

気持ちを 押し止めながらの 作品展など 多忙な日々を 過ごされて

忙しさ 一段落したのちの 喪失感など

ひとまとめにできぬ 想い

いまも揺れておられる ことでしょうに

うちの ぴっちっちっ の 突然の 失踪に 狼狽える わたくしたちに 心寄せて

会ったこともない ぴちの姿を

そのまんまより 更に その存在そのものである…というような 形にしてくださった

形を通り越して その先に その奥にある たましひを めざして うみだしてくださったから なのだろうか

届けてくださる前に メッセージをいただいていたので

ある程度の覚悟は していたものの

包みを開ける 手が 胸が 震えてしまっていた

午後3時から ケアマネージャーさんとの 打ち合わせがある?てな 寸前に 受け取ったもんで

開けようか どうしようか…と 迷った

父も母も「今開けたら (たぶん泣いてしまって)打ち合わせにならなくなる恐れある」なんて 口を揃えるし

でも 届いたからにはもう今すぐにでも…と 開けたのでした

案の定 母とわたくし 号泣

母なんて「ぴっちゃん ぴっちゃん!」なんつって 頬になすりつけたりするもんで

鼻水まみれにすんなやぁ!なんて 泣き笑い

父「よかったな…そっくりそのままだったら とっても平気じゃ いられなかったから」とか 言いながら 赤い顔して 涙こらえてる

「なにいってんの これ以上ないくらい ぴっちっちっだべした」と 母 反論

そっくりそのままじゃない…てのは 大きさとか 最近の ぴちの 面構え…てことで

父としても これ以上ないほどの…てな気持ち おんなじみたい

でもほれ あの人 泣きたくないもんだから そんな強がりいって ななめ45°見ながら 耐えてますのね

この形には

可南さんの 抱えておられる かなしみ 楽しかった思い出なども

込められているのだろうな

想いの あたたかく まあるく やわらかなてざわりも共に ぽわ と 包まれる

今まで過ごしてきたひととき 

「きっと大丈夫だよ」という想いに 守られながら

眺め

撫でて

これから 添うてゆこう

きっと こんな お花畑に ねっころがりながら

にこにこしてくれてるであろう

ぴっちっちっを 想いながら

ありがとうございます

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