こくわさん

昨夜 あんちゃが

段ボールの始末をしに 車庫へいって

「久しぶりに こんなの来てたよ」と 連れてきたのは

おおぉ♪

ほんにお久しぶりの こくわがた 雄

飯台の上で

なんだなんだどこだどこだにげろにげろ!とばかりに 

かしょかしょかしょかしゃ と すすみまくる こくわがたを つかんで

さっき買った すももの皮の一部を 剥いて 乗っけてみた

すると それまで ひたすらどこかへ!と 焦ったような動きが ぴたりと止まり

口許から ふさふさ毛の べろ的なものを出して

じいぃっくり と 舐めることに専念しはじまった

これは まるで「至福」の有り様のようだ

見ているだけで こちらまで うっとりが うつりそうだ

朝までそこにいた

でも 家のなかにおるのも なんだか申し訳ないので

植木鉢に 移したよ

次はどんな展開が このこくわがたに 待ち受けているかわからないけど

囚われの身になることなく

虫の生きる道の方向へ 

繋ぐ方向へ ゆけたらいいね

達者でね

コメントをどうぞ