『ラストラン』

昨日

空き時間に 読む本が手元に なく

…いや あったのだけど

それ きっと 号泣必至な 予感があったもんで

仕事前に まずいぞ と

取り急ぎ よさげな 文庫を 買ったのね

わたくしとしては お久しぶりの 角野栄子さん

三十年近く前に 落合恵子さんの クレヨンハウス主催の サマーカレッジでも お目にかかったことあった

良い意味で とても 特殊じゃない人

普遍的な 立ち方で

やわらかくしなやかな人てな 印象だったっけなぁ

まぁ 灰谷健次郎さんとか 佐野洋子さんとか 工藤直子さんとか 五味太郎さんとか 長谷川集平さんとか…とかとか…

そうそうたる 印象深い方々が 講師陣だった中では

講師というよりも

一見 講習を受けに参加したかたのようでもあったのでした

ま それはさておき

この「自伝的小説」

自伝的!?と

狐につままれたみたいな気持ちになりつつ

ふふふ と ほのぼのたのしく

しかし それだけではない

やはり 奥の方から 知らず じんわり滲み出てくる

体温と馴染んだ あたたかい涙

やられました

お茶目で やさしい

ふわん て 浮かぶような 心持ちにさせてもらえた

昨日のうち 読み終わらず

本日 病院で 母の診察待ちのときも 読んでいたのだけど

ふと 顔をあげたら テレビに 角野さん 出ておられた

おおぉ

偶然にも

なんだか それもうれしくて

また あれこれ引っ張り出して 読みたくなっちゃう気分

これも ひとつの タイミングだね

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