韋駄天苺

食べ物が傷みやすいことを

「あしがはやい」なんて 言うですが

うちの庭の苺

韋駄天の如き 駿足ぶり

摘んだ瞬間から 素早く萎えてゆく

急がないと 輪郭が 世界との境目をほどいてゆく

植わっていて 繋がっていることで いきている 植物なのだなぁ

摘んだのちも 艶ぴかのまんまで 美味しさも輪郭も きちんと 留められている 売り物の苺って

やはり 性質を かえてあるのかな

まぁ あとは 育つ…というより 育てる環境だろな

でも うちの 荒れ野にて よくぞまぁ 瑞々しく赤く 甘酸っぱく 実り結んでくれましたよ

このいろもあじも どこからやって来るのだろう?てなくらいの 見事さ

ありがとふ

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