からすうりのように

なにかを目指したわけでなくても

胸のうち 奥の 奥の

螺旋の みなぎる 思いが

吹き上がるように

身の 先から

ときに ことばに

旋律に 紡がれて

どこへともなく のびてゆき

のびてゆくさきに

支える たのみに

繋ぐ手に

届き

よすが が よすがを 呼び

やがて 実を結びゆくこと

からすうりは とっくの昔から 迷いもなくやっており

自分は 今更ながら

迷いもありつつ

そんな風で 

目指し 突っ走る 速度も 勢いもない 有り様を

諦めるでなく

受け止めながら

ゆくぞ と 思う

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