父の 尿取りパッド と 腹帯 届けに 病院へ
指定の一時間内
母の デイサービスお帰りに 響かぬ タイミングに
とてぱた 駆け込む
しばし 待たされた後
あまり思わしくない話とか
お医者さんから 直接また お話ししたいことがありそうだから このまま残れないか とか
なんだか 沈みゆきそうな 雲行き
覚悟しておいた方がよいような話も
覚悟したくない と 拒否するわけではなくて
でも 希望も捨ててなくて
覚悟に向かっても やはり 永遠に まだまだ 今じゃない と 抗う思いは なくならない
意思確認書についても「誤解があるかもしれないので」と のちほど お医者さんから 電話があったりして
いやはや…
経験豊かな方々から
「誰でもいつかは通る道なのですから」とか
「そういうものなのですよ」とか
言わんでくれ
それは てめぇの人生だろう
他人の人生なのだろう
わたくしたちは 今初めて 歩いているのだ
訳知りの言葉なんて要らん
ぶざまでいい
取り乱れてしまっても しょうがない
それでもなお
いい感じの 浅蜊が手に入って
庭の三つ葉が 素敵な勢いで
ヱビスさまも 美味しくて
また 元気になってうちで一緒にごはん食べようね~♪なんてなことを 言ってみる(会えないけど)
頑張れよっ
頑張るからよっ
あと四分で ごはんが炊ける
母を 食卓に 連れてくるまでに
濡らしちゃったとこ
ちゃんと 拭ききろう
美味しくごはんを食べるのだ