せっちゃんを 偲ぶ

ここしばらく「偲ぶ」という 言葉が続く

要するに その人を 思うということ

その 共にあった ひとときを

その ひととなりを

あたたかに

愛しく 思い浮かべて

肌身のように

撫でゆくこと

せっちゃん こと 種沢節鴻さんの ジュエリー教室 作品展「Swing~スイング スイング~種澤節鴻先生を偲んで」にいってきた

あぁ また 更に 自由に 奔放に 解き放たれ 広がり行く世界へと 飛翔なさっていたのだなぁ

繊細さと たおやかさと 共存する 大胆さと いたずらっこみたいな 弾む心…

すべて せっちゃん色だ

その お人柄を 見知っているから 余計に 感じ入るのかな

でも この 両極が 共存するような作品は

そうそう 出会えるものではない

大好きだ!と 思う

涙が出てしまう

「難病」と いわれているものを得て

手が 動かせなくなる ギリギリまで 作品に取りかかっておられたこと

朗らか楽天的な気持ちを 持ち続けておられたということ

かいつまんで 息子さんからは うかがっていたものの

会場で お弟子さんに そんなこんな お話をうかがいながら

やはり 泣いてしまった

10年以上前?メディアテークで

せっちゃんの ジュウリー教室の生徒さんたちとともに

アクセサリーワークショップ&自分の作品を身につけて ファッションショーをする…という イベントで

TAP SHOTSでのパフォーマンスと

参加者みなさんの ウォーキング指導など させていただいたことがある

それを覚えていてくださった生徒さんもおられたけど

せっちゃんが タップをしていたことを 知らなかった!と 驚かれる生徒さんも おられた

みなさん 同じように「種澤節鴻先生」のことが 大好きでおられるのが しみじみと伝わってくる

「先生がお亡くなりになったときいたとき あまりにも驚いて しばらく具合悪くなって立ち直れなかった」と おっしゃるかたさえ おられた

ふと 見ると 会場内に

一昨年の 作品展で せっちゃんの ジュウリーを 身につけて 二人でポーズをとった スナップが 貼られていた

また 号泣…

「せ ん せっ♪」と ぽわん と まあるい空気を含んで 弾むように 呼び掛けてくださる声

忘れられない

ふんわり やさしげだけれど

辛辣な まなざし

審美眼

どきりとする 素敵なバランスだった

「桜の精のような」なんて 光栄すぎるメッセージと共に いただいた 誕生日プレゼント

今日 つけていった

ここぞ!という 大切なときにしか 出さずにおったけど

もっと 活躍してもらわにゃなぁ

その人を 思い続ける

あたたかなおもいにみたされる

いってしまってから だけではなく

いま 近くにいてくれる人たちへも

悔いることが なるべくないように

撫でるように

思いながら

いけたらいいな

そんなことさえ思う

出逢えたことが 宝物の人に 気づかせてもらう

今も かけがえのない きらめく日々なのだということ

最敬礼

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