読み終えるのが惜しい

昨年8月

出版されるとき

予約しといて すぐに 入手したってのに

なかなか 読み終えることができんかった

大好きな 高野秀行さんの『幻のアフリカ納豆を追えれそして現れた<サピエンス納豆>』(新潮社)

読了

難しかったとかじゃない

面白いだけでなく

ひとつのことの 背景にある 社会情勢も

そこから 立ち上がる 人々の色合いも

どこからみても 高野さんの 真骨頂

「納豆って日本独自のものだしぃ」なんて 薄浅い 自負なんて 蹴飛ばすぞ

「自由とはビールを飲みに行く夜道」とか 呑兵衛の 共感で くすくす 微笑ましい思いさせたり

世界的な 食文化研究に 新風吹き込みつつ ひっくり返すような 学術書でもある

縄文時代にも あったかもしれん納豆だと!?

わくわくしすぎて

すいすい 読みすすんで 読み終えてしまうのが惜しかったくらい

「なんでかな?」という 素朴な こころの動きから 深められてゆく

そこへ出掛けていって

ちゃんと人と出逢って

その背景までも きちんと見つめて伝えてくださる

すんばらしかった

…そんなこんなで

昨夜は 納豆つまみに 日本酒を呑んでしまったのでした

理由になってない…か

コメントをどうぞ