『ちいさなちいさな王様』

昨日 本棚 奥地から 引っ張り出した『ちいさなちいさな王様』

あんちゃから 誕生日のプレゼントにもらったはず

1997年の 第4刷…てことは

まだ あんちゃが 東京の 旭屋出版で 編集やら してた頃

読み終えた 記憶がないので

たぶん 再読ではないのかもしれない

どどう!(落涙音)

人によっては 泣くような本じゃない

でも 泣いた

絵空の中の真実…といった感じに 弱い

このごろ 物語に なかなか手を出せなくなっているのは

物語に 呑まれて 感情が揺さぶられるのに 疲れたとか(距離おいて読めよ!)

まとまった時間がとれないとか いろんな言い訳を並べてみたものの

ひとつ気づいたのは

巻き込まれた世界が

一方的に 断ち切られるのが

苦手になっているのかもしれない と いうこと

気持ちのいい 落ち…起承転結も あるのだろうけれど

ある意味 暴力的とさえ思える展開

幕引き

そんなもん…て思いながらも

そんなもんに 翻弄される 自分に へとへとになる

しかし だ

この『ちいさなちいさな王様』は

暴力的 落とし処へは 辿り着かない

あぁ ずっと その空気が 漂っていてくれる

思い願う 命の行く末にも 通じる

やさしい救いがある

読んでよかった

きっかけをくださった 摩里さん

ありがと~♪

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